NHK杯 宇野抑えSP今季世界最高点の山本草太、「りくりゅう」が首位発進 坂本2位、「かなだい」5位

[ 2022年11月18日 21:37 ]

フィギュアスケートGPシリーズ第5戦NHK杯男子SP ( 2022年11月18日    真駒内セキスイハイムアイスアリーナ )

<NHK杯 男子SP>会心の演技を見せた山本草太(撮影・長久保 豊)
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 フィギュアスケートGPシリーズ第5戦NHK杯が18日、札幌市内の真駒内セキスイハイムアイスアリーナで行われた。男子ショートプログラム(SP)では山本草太(22=中京大)が圧巻の演技を見せ今季世界最高得点となる96・49点で首位。宇野昌磨(24=トヨタ自動車)が91・66点の2位と続いた。友野一希(24=上野芝ク)は85・07点で4位。

 会心の演技を見せ宇野を抑え首位に立った山本は演技後に何度もガッツポーズを見せ「久しぶりに試合前に緊張したけど“絶対にやるぞ”と気持ちを切り替えられた。そこは強くなれた部分だと思う」と声が弾んだ。

 女子SPは坂本花織(シスメックス)が68・07点で2位発進。住吉りをん(オリエンタルバイオ・明大)は自己ベストとなる68・01点で坂本と0・06差の3位。渡辺倫果(法大)は58・36点の9位、韓国のキム・イェリムが72・22点で首位に立った。

 坂本は演技後「ファイナルがこういう出来だったのはふがいないというのが一番にあって…、とにかく、これが現状かなと思うので…。大崩れしなくて、何とか全部、耐えたんですけど、とにかく次につながるギリギリのラインで耐えたのは良かったと思います」と笑顔なく振り返った。

 アイスダンスのリズムダンス(RD)は“かなだい”村元哉中、高橋大輔組(関大KFSC)が75・10点で5位発進。小松原美里、尊組(倉敷FSC)は66・65点で8位。カナダのフルニエ・ボードリー、ソーレンセン組が圧倒的な演技を見せ85・66点で首位に立った。フリーダンス(FD)は19日に行われる。

 ペアSPは“りくりゅう”三浦璃来、木原龍一組(木下グループ)が自己ベストとなる78・25点で首位発進。世界歴代5位の高得点を出し、2位とは13・63点差をつけた。木原は「まだゴールではない。もっともっと上に上がっていきたい」と力強く語った。男女、ペアのフリーは19日に行われる。

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