“かなだい”村元哉中、高橋大輔組が笑顔の5位発進、小松原美里、尊組は8位 NHK杯アイスダンスRD

[ 2022年11月18日 17:36 ]

フィギュアスケートGPシリーズ第5戦NHK杯アイスダンスRD ( 2022年11月18日    真駒内セキスイハイムアイスアリーナ )

<NHK杯 アイスダンスRD>演技する村元哉中&高橋大輔(撮影・長久保 豊)
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 フィギュアスケートGPシリーズ第5戦NHK杯は18日、アイスダンスのリズムダンス(RD)が札幌市内の真駒内セキスイハイムアイスアリーナで行われた。昨季の世界選手権代表の村元哉中、高橋大輔組(関大KFSC)は75・10点で5位発進。北京五輪団体戦銅メダルの小松原美里、尊組(倉敷FSC)は66・65点で8位。カナダのフルニエ・ボードリー、ソーレンセン組が圧倒的な演技を見せ85・66点で首位に立った。フリーダンス(FD)は19日に行われる。

 “かなだい”が華麗に舞った。冒頭のコレオステップで観客を魅了すると、流れるようなダンスと豪快なリフトで大きなミスなく躍動感あふれる2分50秒を終えた。技術点43・13、演技構成点31・97で75・10点。得点を聞いた2人は顔を見合わせ小さくガッツポース。村元は「冒頭のコレオステップこそが見せ場だと思っていた」と笑顔で語った。高橋はフリーダンスに向けて「役になり切って、凄く物語性のあるものを…特にこういったものを見せたいというよりかは、その時の感情を大事にいきたいなっていうふうには思っています」と充実感を漂わせた。第1戦スケートアメリカは6位。翌週にカザフスタンで行われた「デニス・テン・メモリアル」で初めて国際スケート連盟(ISU)公認大会で頂点に立ち凱旋した。

 小松原組はトップで登場。華麗なツイズル、息の合ったカーブリフトを見せ笑顔でフィニッシュした。得点は技術点37・77、演技構成点28・88で66・65点。

 「かなだい」にとってコロナ禍で国内大会扱いだった20年NHK杯が2人のデビュー戦。17日の練習で高橋は「2年後にやっていると思わなかった」と笑い「成長を感じられる場所があるのはうれしい」と話した。村元も「2シーズンで凄い成長しているので早く演技がしたい。目標は全日本での優勝。そこに向けて納得いく演技がしたい」と前向きに語っていた。

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