宇野昌磨のいら立ち消したランビエル・コーチの言葉「毎回完璧な状態で臨めることなんてない」

[ 2022年11月18日 21:26 ]

フィギュアスケートGPシリーズ第5戦NHK杯第1日 ( 2022年11月18日    真駒内セキスイハイムアイスアリーナ )

<NHK杯 男子SP>演技後にステファンコーチと話す宇野昌磨(撮影・長久保 豊)
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 男子SPで昨季の世界選手権王者の宇野昌磨(トヨタ自動車)は今季ベストの91・66点で2位スタートだった。

 自身に対するいら立ちの目立った前日の公式練習後、ステファン・ランビエル・コーチから「ちょっと時間ある?」と切り出されたという。10分ほどレストランで話し合い、ランビエル・コーチから「完璧を求めすぎず、完璧というのは1つ1つやっていった先に待っているもので、目指すものではない」「毎回完璧な状態で臨めることなんてない。完璧を求めすぎないように」と諭されたという。

 「積み上げてきた自分の基準を下げたくなかったのでイライラしていた」と客観的に分析できた宇野は「改めてそういう言葉をもらってうれしかった」と振り返る。SPの演技後にはランビエル・コーチから「君より僕がナーバスになってたよ」と明かされたといい、宇野は「申し訳ないんですけど。コーチにとって楽しめる選手でいたいと思っているので今回は良くなかった」と自戒を込めて話した。

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