岩井明愛 史上初双子Vへ首位発進!妹・千怜とシード&最終戦出場だ

[ 2022年11月18日 04:41 ]

女子ゴルフツアー  大王製紙エリエール・レディース   第1日 ( 2022年11月17日    愛媛県 エリエールGC松山=6575ヤード、パー71 )

カメラマンのリクエストにポーズをとる明愛(左)、千怜の岩井シスターズ(撮影・井垣忠夫)
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 史上初の双子姉妹ツアーVを目指す岩井明愛(あきえ、20=Honda)が8バーディー、1ボギーの64で回り、初の首位スタートを切った。現在メルセデス・ランキングも45位で、既に今季2勝の妹・千怜(ちさと)とともに姉妹同時シード獲得となればこれも史上初。今季優勝者ら40選手が出場する次週ツアー選手権リコー杯への逆転出場も見据える。渋野日向子の妹、暉璃子(きりこ、19=明大)は95位と出遅れた。

 岩井明がリミッターを振り切った。一打一打、魂を込め、全力でアクセルを踏んだ。「これまでは自分でふたをしていた。全力を出せていなかったと思う」。インスタートの11番パー5。残り202ヤードからソールが厚い飛び系の5Iで2オンに成功。約8メートルのイーグルパットは外すも楽々バーディー。ビッグスコアの始まりだった。

 シーズン最終盤を迎え、腹をくくった。「もう最後の最後、怖いものはない」。現在メルセデス・ランキング45位。見据えるのは50位以内を維持すれば手にするシードだけではない。今季優勝者ら40人のみが出場できる次週の「ツアー選手権リコー杯に出たい」と話す。条件は最低でも単独3位以上となる中、自身初の首位発進。その視線は史上初の双子姉妹V、姉妹同時シード権というダブル快挙も見据えている。

 1打差で初Vを逃した富士通レディース後、地元に帰り、レッスンコーチの永井哲二氏の元へ向かった。左手のグリップの緩みを指摘され修正した。ショットの飛距離も精度も増した。9月末にはパターもピン型からマレット型に新調。試合のなかった2週前は武蔵丘短大に通い、友人と過ごす時間でリフレッシュ。できることは何でもしてきた。

 来週、弟の光太(18=埼玉栄高3年)が男子ツアーのカシオ・ワールドオープンに主催者推薦での出場も決まった。岩井明がリコー杯出場を決めれば、きょうだい3人が同時にツアー出場となる。残り3日間、「ふたを閉めてきた分、攻めたい」。本来が、今季2勝している妹の千怜よりもイケイケ型。殻を破った岩井明が新たな歴史をつくる。

 ▼5位大出瑞月 シードは優勝、2位くらいまでじゃないと無理。準シードも5、6位くらいが必要だと思うんですけど奇跡じゃないですか。初日なので何とも言えないですが、できるところまで頑張りたい(メルセデス・ランキング65位から巻き返し狙う)

 ▼14位岡山絵里 試合では初めてです。テンションは10番のボギーで下がってましたが、爆上がりでした。賞金100万円?カバンを買おうかな。(12番パー3でホールインワン達成)

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