紀平梨花 3季ぶりGPは184・33点で5位 全ジャンプ成功「思い描く演技ができた」

[ 2022年10月30日 04:46 ]

フィギュアスケートGPシリーズ・スケートカナダ第2 ( 2022年10月29日    ミシソーガ )

<スケートカナダ 女子フリー>演技途中からリミッターを解除?3Aなしでも戦えることを証明した紀平梨花(撮影・長久保 豊)
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 女子フリーが行われ、3季ぶりのGP出場でSP8位の紀平梨花(トヨタ自動車)はフリー3位となる125・06点をマークし、合計184・33点で5位となった。

 「タイタニック」に乗って演技を披露。冒頭の3回転―2回転の連続トーループを決めると、続くダブルアクセル(2回転半)―オイラー―2回転サルコーも成功させる。後半も息切れすることなく全てのジャンプを決めて演技を終えると、笑顔とともに右手でガッツポーズ。会場は拍手と歓声に包まれた。

 「昨日の演技に関して、やってきたことと違う構成で挑んで、そこでミスが出たことに対して、仕方ないなという思いもあった。練習してきたことを全部出したかったし、構成もやってきた通りにして、思い描く演技ができたのでうれしかったです」

 10月8日のジャパンオープンでは3本だった3回転ジャンプは5本に増えた。右足首の疲労骨折から復帰し、3季ぶりのGPシリーズ出場となった今大会。まだ万全の状態ではない中でも確かなインパクトを残し「足も気にしつつですけど、良くなってきているので。検査もしつつ、新たなジャンプもしていきたい」と前を見据えた。

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2022年10月29日のニュース