金田久美子が67と伸ばして単独首位浮上「今日は出来過ぎ」11年ぶりの2勝目に王手

[ 2022年10月29日 16:29 ]

女子ゴルフツアー 樋口久子・三菱電機レディース第2日 ( 2022年10月29日    埼玉 武蔵丘GC=6650ヤード、パー72 )

<三菱電機レディース・2日目>16番、パーセーブし笑顔を見せる金田久美子(撮影・西尾 大助) 
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 4位から出た金田久美子(33=スタンレー電気)が5バーディー、ボギーなしの67をマークし、通算9アンダーで単独首位に立った。2011年のフジサンケイ・レディース以来、11年ぶりとなるツアー2勝目に王手をかけた。3打差の2位には前週のNOBUTA GROUPマスターズGCレディースで2勝目を挙げたルーキーの川崎春花(19=村田製作所)が続いた。

 最終18番で2メートルのバーディーパットを沈めた金田は、ギャラリーからの拍手に笑顔で右手を挙げて応えた。難易度の高いピン位置に全体のスコアが伸び悩む中、この日ベストスコアとなる67。念願の2勝目を視界に捉えた。

 「今日は本当にいいゴルフができたと思う。出来過ぎです。この難しいコースでノーボギーで回れたのはうれしい」

 2番パー4で第2打をグリーン右奥に外したが、チップインバーディーを先行させて「流れが良くなった」。11、12番では10メートルの長いバーディーパットを沈め、着実にスコアを伸ばした。「ピンを狙わず、マネジメント重視でやったのが良かったのかなと思う」と好スコアの要因を分析した。

 “キンクミ”の愛称で呼ばれる33歳。かつて史上最年少の12歳9カ月で国内ツアー予選を通過した天才少女だ。11年には初優勝を手にしたが近年はシードを失い、20年からは下部ツアーにも出場する。その中で迎えた、11年ぶりの勝利をつかむ大きなチャンス。2位に3打差をつけて臨む最終日に向けて、「勝ちたいですけど…。落ち着いて、自分を信じてプレーできたらいいなと思います」と力を込めた。

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2022年10月29日のニュース