八村10得点もウィザーズは2敗目 開幕戦で勝ったペイサーズにホームで苦杯

[ 2022年10月29日 11:22 ]

ペイサーズの新人マサリンをマークするウィザーズの八村(AP)
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 ウィザーズは28日、地元ワシントンDCでペイサーズと対戦。敵地インディアナポリスで行われた19日の開幕戦では114―107で勝っていたが、この日は117―127(前半60―75)で敗れて今季の成績は3勝2敗となった。ブラドリー・ビール(29)が31得点を挙げたものの、第2Qの終盤では20点差のビハインド。第4Qの残り4分56秒6点差まで詰めたものの、反撃もここまでだった。

 八村は4試合連続の2ケタとなる10得点と5リバウンド。第1Qは無得点だったが、第2Q4分52秒にフリースロー(FT)を2本決めてこれが初得点となった。7分3秒には左サイドからのドライブで、ペイサーズのセンター、マイルズ・ターナー(26=211センチ)との1対1を制する形でゴール下でシュートをねじこみ、これがフィールドゴール(FG)最初の成功。結局、FGを7本中3本(うち3点シュートは1本失敗)、FTを6本中4本成功させ、第3Qにはドラフト全体6番目に指名されたペイサーズの新人ベネディクト・マサリン(20=198センチ)のシュートを阻止して今季2つ目のブロックショットも記録した。

 しかし出場時間帯のチームスコアはマイナスで、5試合を消化した時点(-6→-17→-5→-6→-19)と、プラスには一度もなっていない。

 ウィザーズでは新加入のガードでディフェンスに定評のあるデロン・ライト(30=今季6・5得点、3・3アシスト)が右太腿の故障で戦列を離脱(全治6~8週間)。この日はドラフト全体10番目に指名されたジョニー・デービス(20)が八村とともに第1Q途中から起用されたが6分の出場で無得点だった。

 八村の平均得点は今季5試合で11・0。FG成功は43本中21本(成功率48・8%)、3点シュートの成功は8本中3本(同37・5%)、フリースローは12本中10本(同83・3%)を決めている。

 ペイサーズは2勝4敗。3点シュートを28本中15本(成功率53・6%)、フリースローは前半での20本連続を含めて33本中30本を成功させ、3試合ぶりに勝利を挙げた。ターナーが27得点と10リバウンド、バディ・ヒールド(29)とタイリース・ハリバートン(22)がともに25得点を挙げて開幕戦の雪辱を果たした。

 なおウィザーズは30日(日本時間31日)に敵地ボストン(マサチューセッツ州)でセルティクスと対戦する。

<八村の全オフェンス>
 ▼第1Q(出場6分44秒=無得点)
(1)6分31秒・正面やや左から3点シュート=×
(2)10分28秒・正面からドライブしてペイント内でシュート=×
 ▼第2Q(出場8分40秒=4得点)
*5分52秒・フリースロー2本=○○
(3)7分7秒・左サイドからドライブ。ターナーとの1対1を制してゴール下=○
 ▼第3Q(出場4分44秒=3得点)
(4)8分29秒・オフェンスリバウンドからゴール下=×
(5)10分5秒・速攻からビールのパスを受けてゴール下=○(アシスト・ビール)
*10分30秒・フリースロー2本=×○
 ▼第4Q(出場3分44秒=3得点)
*21秒・フリースロー2本=×○
(6)1分6秒・正面やや左サイドから切れ込んでシュートを放つもターナーにブロックされる=×
(7)2分16秒・左サイドからプルアップでジャンプシュート=○ 

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