ペア“りくりゅう”初GP制覇へ好発進「楽しく終われた」新SP披露で2位と6点差

[ 2022年10月29日 09:45 ]

フィギュアスケートGPシリーズ・スケートカナダ第1日 ( 2022年10月28日    カナダ・ミシソーガ )

<スケートカナダ ペアSP>圧巻の演技で首位に立った三浦璃来&木原龍一(撮影・長久保 豊)
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 ペアのショートプログラム(SP)が行われ、昨季の世界選手権準優勝の三浦璃来、木原龍一組(木下グループ)が73・39点で首位発進した。2位とは6点差をつけ、自身初のGP初タイトルへ好発進した。

 練習拠点であるオンタリオ州で大きな拍手を受けての試合。落ち着いた衣装で「You’ll Never Walk Alone」を熱演。最終滑走の重圧の中、序盤のツイストリフトやリフト、3回転トーループで加点を引き出した。スロー3回転ルッツでミスこそ出たが、今季の初陣を終えると笑顔。新曲を披露し、三浦は「楽しく、終われたのが本当に良かった。明日も新しいロングプログラム。ミス関係なく楽しく終われたら」と話した。

 7月に三浦が左肩を負傷。昨季の北京五輪、世界選手権を戦い抜き、自信をつけた矢先だった。木原は「その結果があるから今季も大丈夫と思っていたが、7月にケガで自信が全てなくなった」と振り返る。「先シーズンの成績を忘れ、新しいシーズンと感じている」と心機一転で臨んでいると話した木原はフリーへ向けて「楽しんで滑ることを心がけている。それに結果がついてくれば幸せ。結果よりは楽しむ。そこを実践したい」と意気込んだ。

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