連覇狙う渋野 緊張で出遅れ61位 5カ月ぶり国内ツアー 「大切なもの」を思い出す一日に

[ 2022年10月29日 04:44 ]

女子ゴルフツアー 樋口久子・三菱電機レディース第1日 ( 2022年10月28日    埼玉県武蔵丘GC=6650ヤード、パー72 )

大観衆を背にコース間を移動する渋野(撮影・西尾 大助) 
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 大会連覇が懸かる渋野日向子(23=サントリー)は1バーディー、3ボギーの2オーバーで61位と出遅れた。川岸史果(28=加賀電子)、西郷真央(21=島津製作所)が6アンダーで首位に並んだ。

 約5カ月ぶりの国内ツアー参戦の渋野は「大切なもの」を思い出す一日となった。大会連覇を目指す初日は61位発進。1番で1・5メートルのバーディーパットを外して流れを逃す。3打目の後、ギャラリーの大行列が目に入り緊張もしたという。ショットも「引っかけたり、それを嫌がって右にいったり、やりたいゴルフと全く反対のゴルフをしていた」と話した。

 一方で川崎、山下とのラウンドにかつての自身を重ねた。「実力は私以上と思うようなレベル。2人とも強気なプレーでプロになった頃を思い出す。イケイケゴーゴーな感じ。今、その頃のプレーはできないけどそこは忘れないようにしたい」と話した。2日目に向け、原点に回帰した渋野は「ギリギリでも予選通過したいからまずはイーブンに戻したい」と話した。

 《西郷パット好調首位タイ発進》西郷が4、5番で連続して7メートルのバーディーパットを沈めるなど圧巻のゴルフを見せ首位発進した。2日前から喉の痛みを感じているため、メディア対応は回避。JLPGAを通じ「ハウスダストとかのアレルギーかなと。体調は大丈夫です。今日はセカンドショットでスコアをつくれたし、6~7メートルのパットが入ってくれた」とコメントした。

 《畑岡 距離感苦しみ25位》畑岡はアイアンの縦の距離感に苦しみ、25位発進となった。特に前半は短いパットを外す場面も目立った。「前半はなかなかいい流れで回れていなかった。後半10番で4メートルのパーパットを残してピンチだったんですけど、そこを決められて後半2つのバーディーにつながったと思う」と振り返った。5587人の大観衆には「ドキドキしながらのプレーでしたが、凄くありがたい」と笑顔も見せていた。 

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2022年10月29日のニュース