豊昇龍 叔父・朝青龍から受けた熱血指導明かす 『日本で力士になるということ』発刊記念トークショー

[ 2022年10月29日 18:39 ]

「日本で力士になるということ」発刊記念トークショーを行った豊昇龍と著者の飯塚さき氏(撮影・前川 晋作)
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 大相撲の関脇・豊昇龍(23=立浪部屋)が29日、都内で行われたスポーツライター飯塚さき氏の著書「日本で力士になるということ」(ホビージャパン)の発刊記念トークショーに出演した。

 土俵上で見せる厳しい表情とは対照的に、この日は笑顔を絶やさず終始和やかな雰囲気でトークショーが展開された。日本で初めて覚えた言葉や、趣味の映画の話など、等身大の23歳の素顔を公開。叔父の元横綱・朝青龍の話になると「叔父さんのこと絶対出てくると思った。しょうがないね」と笑いながら、今月16日に会った時のことを明かした。相撲のことや私生活のことなどを「いろいろ言われました」と約2時間話し、四つに組んでみて体を使ったアドバイスも受けた。現役引退から12年以上経つ元横綱は今でも「力が強かった」という。

 九州場所(11月13日初日、福岡国際センター)まで約2週間。「稽古は順調に進んでいるので、あとは体の準備をして」と意気込む。いつも通り動けている中でも体重は自己最高の145キロまで増えた。毎年九州に乗り込んでから体重が増えているそうで「ご飯おいしいですよね。とんこつラーメン早く食べたい」と福岡グルメを心待ちにし、さらなる増量を予感させた。

 幕内で今年の5場所全て勝ち越した力士は豊昇龍と関脇・若隆景(27=荒汐部屋)の2人だけ。年間最多勝争いでも若隆景が1位、豊昇龍が3位と上位に名を連ねる。「あまり意識していない」としながらも、同じ関脇の次期大関候補に対し「同じ体型で(若隆景は)1回優勝しているから…」と少し対抗心をのぞかせた。

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2022年10月29日のニュース