砂村光信氏 3度目の先発 SO山沢のゲーム運びに注目 攻撃テンポを高め外に回したい

[ 2022年10月29日 04:38 ]

リポビタンDチャレンジカップ2022   日本―ニュージーランド ( 2022年10月29日    国立 )

真剣な表情を見せるジョセフHC(撮影・木村 揚輔)
Photo By スポニチ

 【砂村光信氏 展望】代表では3度目の先発となるSO山沢のゲーム運びに注目したい。埼玉ではリザーブで流れを変える役目が多かったが、最近は安定感が増し、先発でも力を発揮できる。CTB中村やWTB松島らが届ける外からの情報を聞いて、独特の感覚でラインを動かせるか。オーストラリアAとの第3戦で見せたように、中村、FB山中もファーストレシーバーをこなせるので、極力攻撃のテンポを高め、外に回してトライのチャンスをつくりたい。

 ディフェンスでは何度かは抜かれることを覚悟する必要があるだろう。その際にバックスリーのカバーが機能するかが失点を防ぐ鍵になる。経験値の高い松島はそつなくこなすが、内側を抜かれる傾向があるフィフィタが、どこまで修正できているか。オーストラリア代表のコロインベテのような気迫あふれるカバーディフェンスを期待したい。

 ニュージーランドはキャップ数が少なく若い選手ほど、この試合に懸けてチャレンジしてくるだろう。日本にとっては脅威である一方、浅い経験や連係不足が出ればチャンスが生まれそうだ。(元U―23日本代表監督)

続きを表示

2022年10月29日のニュース