ラグビー日本代表 オールブラックス初撃破ならずも最少7点差負け 姫野「勝てた試合だった」

[ 2022年10月29日 16:54 ]

ラグビーリポビタンDチャレンジカップ2022   日本31―38ニュージーランド ( 2022年10月29日    東京・国立競技場 )

<日本・NZ>後半、トライを決めガッツポーズする姫野 (撮影・白鳥 佳樹)
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 世界ランキング10位の日本代表は、同4位のニュージーランド代表に31―38で敗れた。得点差は7点で、通算7度目の対戦で最少と健闘を見せた。

 前半は終盤の2トライで17―21で折り返した日本は、後半開始直後にトライを許し、17―28と再びリードを広げられた。しかし後半16分にロックのディアンズの代表初トライで反撃に出ると、同39分にはフランカー姫野のトライで4点差に。逆転を目指し残りワンプレーに懸けたが、最後は自陣で反則を犯して力尽きた。

 4年ぶりの両国の対戦は6万5188人の入場者を記録し、19年W杯を除く国内開催の日本代表戦の歴代最多記録を更新した。

 ▼リーチ・マイケル もう惜しいですね。自分たちの細かいミスをしてしまうと失点につながる。でも、チームとしての方向性はかなり良い方向に進んでいる。大事なところでのミスがすべてだと思う。ディオフェンス、アタックで良い部分もあったし、セットプレーも安定できた。あとは成長するだけ。(観客数は)最高だった。背中を押してくれた。オーストラリアA代表3戦とニュージーランド戦で自信があふれている。ここからは全勝でいきたい。

 ▼姫野 悔しいですね。勝てた試合だったし、勝てた試合で満足するような日本代表ではない。全員が今、悔しいという気持ちをも持っていると思う。自分としてはコンディションも上がっているので調子は良いと感じるが、そこをもっともっとチームに還元できるようなプレーをしたい。残り2試合、勝ちに貪欲にいきたい。

 ▼山沢 凄くまず悔しい気持ち。あとはこういう拮抗した試合で、1トライ、1点の重みを感じた。自分の中ではチームが迷わないように、速い声かけをして、一つの方向に向かっていくことを意識した。トライシーンは別の選手が蹴って、チャンスがあると思って追いかけて、ボールもはねて、自分のところで浮いてトライにつながり良かった。(キックは)こういう舞台で蹴るキックはいろんなプレッシャーがあったが、その中でも自分らしく蹴ろうと思って臨んだので、結果に出て良かった。まず課題や収穫があったので、チームに貢献できるようしっかり考えてやりたい。

 ▼松島 満員の国立でやれたことは、選手みんないい経験ができて、気持ちよくできた。クラークはフィジカルが強く、受け身にならないように挑んだので、そこはあまり受けずにできた。うまくレフェリーにアジャストというか、ペナルティーが多く乗り切れなかったので、合わせることが必要。こういう強い相手とできる機会はなかなかないので、チームとしてはプラスになったので、これからはどうやったら勝てるか、みんなでやっていきたい。感触的には全然行ける感触があった。80分間で無理だなと感じる場面は全くなかった。みんなが同じイメージを持たないと勝てない相手なので、これからもっとチームは良くなるので、そこを意識したい。残り2戦に向けて、自分たちのスタンダードを上げて、勝つことができるようにしたい。

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