あるぞ金星!日本―オールブラックス戦は17―21で前半終了 後半逆転で世紀の番狂わせへ

[ 2022年10月29日 15:52 ]

ラグビーリポビタンDチャレンジカップ2022   日本―ニュージーランド ( 2022年10月29日    東京・国立競技場 )

<日本・NZ>前半、ライリーのパスを受けた流がトライを決める(撮影・篠原岳夫)
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 世界ランキング10位の日本代表は同4位のニュージーランド代表と4年ぶりに対戦し、前半を17―21で折り返した。

 静かな立ち上がりとなった前半は、ニュージーランドがボールを持つシーンが多かったが、日本は懸命のディフェンスで抵抗。11分にロックのレタリックにトライを許したが、その8分後に敵陣でペナルティーを得ると、代表では3度目の先発となったSO山沢のPGで3点を返した。

 その後はギアを一段階上げたオールブラックスの華麗なパスつなぎに翻弄され、同26分に2トライ目、6分後にさらに3トライ目を許し、リードは18点に広がり、満員の国立競技場にはため息が漏れた。

 だが19年W杯日本大会で8強入りを果たし、近年めざましい躍進を遂げている日本代表は諦めなかった。36分、自陣のディフェンスでフランカー姫野がターンオーバーに成功すると反撃開始。徐々に前進すると、右サイドでCTBライリーが蹴ったボールの処理を相手が手間取るところに山沢が足を差し出し、インゴール手前で拾って反撃のトライ。前半終了間際には連続攻撃で徐々に相手ディフェンスラインを崩すと、FB山中、CTB中村、ライリーとパスをつなぎ、最後は内側をサポートしたSH流がチーム2トライ目。一気に4点差に迫り、前半を終えた。

 試合は約6万5000枚のチケットが完売し、19年W杯日本大会を除く国内の日本代表戦で最多入場者数を更新する見通しとなっている。 

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