男子ゴルフ蝉川泰果 涙の史上6人目アマチュアV 21歳が通算22アンダーで逃げ切った

[ 2022年9月25日 14:38 ]

男子ゴルフツアー パナソニック・オープン第4日 ( 2022年9月25日    小野東洋GC=7113ヤード、パー72 )

<パナソニックOP・最終日>ウオータースプラッシュに悲鳴を上げる蝉川泰果(撮影・井垣 忠夫)
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 首位タイから出たアマチュアの蝉川泰果(せみかわ・たいが、21=東北福祉大4年)が66で回り、通算22アンダーで史上6人目のアマチュア優勝を達成した。

 第3ラウンドでは、国内ツアー最少ストロークを2打更新する61を叩き出し、通算16アンダーの首位に急浮上。ツアー12勝の宮本勝昌(50=シーミュージック)と2週連続優勝を目指す大槻智春(32=真清創設)とともに首位タイで終えた。

 首位タイでスタートした蝉川は前半のアウトを2バーディー、1ボギーの35でターン。後半のインは10番でバーディーを奪うと流れに乗った。13番からは驚異の5連続バーディー。最後のパットを決めると、目に涙を浮かべた。

 アマチュアのツアー優勝は1980年中四国オープンの倉本昌弘、2007年マンシングウェアKSBカップの石川遼、2011年三井住友VISA太平洋マスターズの松山英樹、2019年三井住友VISA太平洋マスターズの金谷拓実、2021年パナソニック・オープンの中島啓太に続く6人目。同一大会を2年連続でアマチュアが制するのは初めて。

 ◇蝉川 泰果(せみかわ・たいが)2001年(平13)1月11日生まれ、兵庫県加東市出身の21歳。プラスチックのクラブで1歳からゴルフを始める。大阪・興国高を経て東北福祉大へ。同大では主将。17年関西ジュニア優勝。21年関西アマチュア優勝、日本学生2位。同年12月にナショナルチーム入り。今年6月の下部ツアーでアマチュア優勝。8月の世界アマチュアチーム選手権個人戦で2位。1メートル75、77キロ。得意クラブは1W。夢は兵庫教大付小5年の時にテレビ番組で宣言した「世界4大メジャー制覇」。

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