高橋が2場所連続各段優勝 千代大豪の“右フック”に耐え序二段V決定戦制した

[ 2022年9月25日 16:37 ]

大相撲秋場所千秋楽 ( 2022年9月25日    東京・両国国技館 )

<秋場所千秋楽>千代大豪(左)を寄り切りで破る高橋(撮影・久冨木 修)       
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 序二段の7戦全勝2人による優勝決定戦が、幕内土俵入り前に大観衆の中で行われた。先場所序ノ口優勝の高橋(23=二所ノ関部屋)が千代大豪(24=九重部屋)を寄り切って優勝を決めた。

 もろ手突きの千代大豪に対して高橋は下からあてがって組み止めにいくと、強烈な“右フック”を2発浴びた。千代大豪が六番相撲で東俊隆を相手に繰り出した、真横からフルスイングする乱暴で危険な張り手。「何回か意識が飛びそうになった」という高橋はひるまずに前に出て、左四つに組み止めて左下手を引いて寄り切った。勝ち名乗りを受ける時にはふらふらしていたが大事には至らなかったようだ。

 これで2場所連続、優勝決定戦を制しての各段優勝。大観衆の中「悪い緊張ではなく良い緊張でできた」と力に変えた。「日頃から親方とかと相撲を取らせてもらっているので」と、師匠の二所ノ関親方(元横綱・稀勢の里)との三番稽古で鍛えた成果を発揮した。

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2022年9月25日のニュース