朝乃山が6勝締め 1敗した今場所は「自分の中では全然ダメ」関取復帰を懸ける九州場所へ「稽古に励む」

[ 2022年9月25日 14:59 ]

大相撲秋場所千秋楽 ( 2022年9月25日    東京・両国国技館 )

朝乃山
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 元大関の幕下・朝乃山(28=高砂部屋)が栃幸大(23=春日野部屋)を押し出して6勝目を挙げた。

 立ち合い右差し狙いから突き放して前に出て、左へ左へ土俵半周回り込む相手を向正面で押し出した。四つに組み止められず押して攻め込んでいくのは、今場所初黒星を喫した勇磨戦と同じような展開。「このまえ土俵際で突き落としをされたので、それをしっかり頭に入れながら前に前に攻めきりました」。同じ失敗はしなかった。

 六番相撲で負けた時は「頭の中が真っ白になった」という。「帰ってから何十回も見たけど体がいつもより硬かった。土俵際の詰めが、今の自分の実力不足だと痛感しました」。来場所の関取復帰が絶たれたショックは大きかったはずだが、「あと一番しっかり自分の相撲を」という母からの励ましの電話で気持ちを切り替えて千秋楽に臨んだ。

 東幕下15枚目で6勝1敗。来場所は幕下5枚目以内に番付を上げることが予想される。「自分の中では全然ダメですので」と今場所の相撲を反省し「来場所に向けて稽古に励んでいきたいです」と前を向いた。

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2022年9月25日のニュース