翔猿が殊勲賞「最高の9月場所」新三役有力の九州場所へ「翔猿らしいかっこいい相撲を取っていきたい」

[ 2022年9月25日 20:54 ]

大相撲秋場所千秋楽 ( 2022年9月25日    東京・両国国技館 )

<大相撲秋場所千秋楽>殊勲賞を受賞した翔猿
Photo By 代表撮影

 東前頭筆頭の翔猿(30=追手風部屋)が隆の勝(27=常盤山部屋)を押し出して10勝目を挙げ、この白星が条件となっていた自身初の殊勲賞を受賞した。

 右差し狙いの隆の勝に対し、押しと引きを織り交ぜて攻め、蹴返しを2度見せるなど動き回った。最後は、稽古で力をつけてきた「押し」で勝負を決めた。「力どんどんついてきているなと、努力しただけ結果になっているんでうれしいです」。努力が実を結び、今場所は横綱・照ノ富士を寄り切りで破るなど、動きの良さに加えて前に出る力強さが光った。

 勝てばという条件付きだったことについては「嫌でしたね」と笑った。新入幕だった20年秋場所以来ちょうど2年ぶり2度目の三賞受賞。「また良い9月場所になりました。最高の9月場所です」。満面の笑みを見せた。

 来場所は新三役が確実視されている。「もっと沸かせるような、翔猿らしいかっこいい相撲を取っていきたいです」。動きの良さと力強さ、そして“かっこよさ”で九州の土俵も盛り上げる。

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2022年9月25日のニュース