【陸上】400m障害・松下祐樹が涙の引退卒業式「陸上が、ミズノが大好きだった」

[ 2022年9月25日 20:41 ]

陸上・全日本実業団対抗陸上選手権最終日 ( 2022年9月25日    長良川競技場 )

金色のスパイクを手に、ミズノのチームメートと記念撮影をする松下(左から4人目)
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 今大会限りで現役を引退する男子400メートル障害リオデジャネイロ五輪代表の松下祐樹(ミズノ)が“卒業式”に出席した。

 全スケジュールを終えた後に、所属するミズノが競技場内で実施。同僚の飯塚翔太やディーン元気、児玉芽生らが参加し、松下に対してミズノから金色のスパイクがプレゼントされた。

 同学年で高め合ってきた飯塚が「俺らは言葉はいらない仲。楽しい時間をありがとう。またこれからもよろしく」などと言葉をかけると、松下は号泣。「泣くと思って…」と持参したタオルで涙を拭いながら、集まった関係者の前であいさつした。

 「こんな遅い時間までありがとうございました。最後のレースを終えて、どんな気持ちを持つんだろうとずっと考えていました。今、自分の心にあるのは“寂しい”のひと言。やっぱり陸上が好きで、ミズノが大好きだった。ずっと陸上を続けたいけど、引退を決めたので…。誇りを胸に、次のステージでも頑張っていきたいです」

 この日の予選では50秒58で4組1着となり、決勝に進出。現役ラストランとなった決勝は51秒05で6着だった。今後もミズノに残り、仕事を続ける。

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2022年9月25日のニュース