馬場咲希が「VISION54」生かして猛チャージ!次週日本女子OPも「迷わず行きたいです」

[ 2022年9月25日 16:14 ]

女子ジュニア対象(中学1年から高校2年生)宮里藍インビテーショナル Supported by SUNTORY最終日 ( 2022年9月25日    茨城 PGM石岡GC(6188ヤード、パー72) )

(左から)2位の馬場咲希、宮里藍さん、1位の叶結衣、3位の徳永歩
Photo By スポニチ

 8月の全米女子アマを制した馬場咲希(17=代々木高2年)は2打差の3位から出て6バーディー、1ボギーの67で回り、通算9アンダーまでスコアを伸ばしたが、1打及ばず2位に終わった。この日も宮里藍さん直伝のメソッド「VISION54」を念頭に置きながら最終組でデッドヒートを繰り広げた。14歳の叶結衣(沖学園中3年)が通算10アンダーで優勝した。

 馬場はこの日も「迷い」を捨てた。最終18番では複雑な風向きの中、残り108ヤードの2打目で番手に悩んだが「できるだけ早く決めて(決めた)クラブを抜いた後は、そのクラブのイメージだけ考えてやりました」。PWを握った。距離感に狂いなくピン横5メートルにつけた。決めれば優勝というバーディーパットは惜しくも外したが「思い通りのラインに打ててもしかしたら入るかもって。最後切れなかったんですけど、自分の思い通りに打てたので満足です」。ホールアウト後は晴れ晴れとした表情だった。
 気温が上昇したこの日、前日はハーフで水筒1本だった水分補給も「水筒、2・7本分」に増量して、パワーチャージ。最後まで集中力も保った。

 この2日間、宮里藍さんも現役時代に取り入れていた「VISION54」を学び、実践した。全ホールでバーディーを奪うイメージを基本としたメソッドで、打つ前の準備となる(1)「THINK BOX(風の読み、番手選びなど)」、決めたことに専念してクラブを振る(2)「PLAY BOX(五感を優先するなど)」、最後はポジティブな記憶を残す(3)「MEMORY BOX(結果に反応する場所など)」と3段階の思考で1打1打にアプローチした。

 2位となり、楽しみにしていた「宮里藍とのエキシビジョンラウンド権」は逃したが、5位以内に与えられる来年の「宮里藍サントリーレディース主催者推薦選考会出場権」を獲得。次週は日本女子オープンに出場する。馬場は「今回学んだことをやれれば。来週も“迷わず”行きたいと思います」と前を向いた。

続きを表示

2022年9月25日のニュース