玉鷲、37歳10カ月で最年長V!優勝インタで思い語る 高安に勝ち「やったぞ」V意識は「3日前ですね」

[ 2022年9月25日 17:52 ]

大相撲秋場所千秋楽 ( 2022年9月25日    両国国技館 )

<大相撲秋場所千秋楽>優勝力士インタビューで、笑顔を見せる玉鷲(撮影・久冨木 修)
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 大相撲秋場所は25日、東京・両国国技館で千秋楽の取組が行われ、東前頭3枚目の玉鷲(37=片男波)が西前頭4枚目・高安(32=田子ノ浦)との直接対決を押し出しで制して13勝2敗とし、19年初場所以来21場所ぶり2度目の優勝を決めた。37歳10カ月での優勝は、12年夏場所の旭天鵬(37歳8カ月)を抜いて歴代1位の記録(年6場所制となった1958年以降)となった。

 単独首位の2敗で千秋楽を迎えた玉鷲は、3敗の高安と本割で直接対決し、力強い押し出しで勝利。今場所は5日目に横綱・照ノ富士を破る金星を挙げるなど、1横綱3大関を全て撃破した。

 表彰式後の優勝インタビューでは「ありがとうございます。皆さんの応援のお陰で2回目の優勝をすることができました」と館内の拍手に感謝。2度目の賜杯を手にした心境を問われて「うれしいです」とホッとしたような表情を見せた。

 千秋楽の一騎打ちを前に「何が何でも自分の相撲を取りたい」と思っていたという。高安に勝った瞬間の気持ちを「やったぞ」と素直に表現しつつ、「いつも熱い戦いができて感謝しています」と相手への感謝を口にした。

 「毎日毎日緊張感があって…それでも皆さんが熱い応援をしてくれて、それに応えるためにしっかりやりました」と今場所を振り返り、優勝を意識したのは「3日前ですね」と率直に告白。エルデネビレグ夫人と長男・テルムンくん、19年初場所で初優勝した日に誕生した次男・エレムンくんに「早く会いたいですね」と笑顔を見せ、来場所へ向けて「11月場所もすぐなので、気持ち熱いまま生かしたいと思います」と意気込んだ。

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