蝉川泰果 通算22アンダーで史上6人目のアマチュアV

[ 2022年9月25日 14:40 ]

<パナソニックOP・最終日>1番、ティーショットを放つ蝉川泰果(撮影・井垣 忠夫)
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 男子ゴルフのパナソニック・オープン(賞金総額1億円、優勝賞金2000万円)は25日、兵庫県小野市の小野東洋GC(7113ヤード、パー72)で最終の第4ラウンドを行った。

 首位タイからスタートしたアマチュアの蝉川泰果(21=東北福祉大4年)が最終日も8バーディー、2ボギーの66とスコアを伸ばし、通算22アンダーでツアー初優勝を飾った。13番からの5連続バーディーは圧巻だった。

 アマチュアのツアー優勝は1980年中四国オープンの倉本昌弘、2007年マンシングウェアKSBカップの石川遼、2011年三井住友VISA太平洋マスターズの松山英樹、2019年三井住友VISA太平洋マスターズの金谷拓実、2021年パナソニック・オープンの中島啓太に続く6人目。同一大会を2年連続でアマチュアが制するのは初めて。

 「(17番の)パー3でバーディーパットが入った後、うるっと来て。でもここで泣いちゃダメだなと思ったんですけど、最後はやっぱり泣いちゃいましたね。うれしかったです」

 最終18番パー4(444ヤード)で1・5メートルのパーパットを外し、苦笑いを浮かべたが、続く30センチのウイニングパットをカップから拾い上げた時には目にいっぱいの涙。ホールアウト後は昨年大会の覇者で今大会がプロデビュー戦の中島啓太(22=フリー)と歓喜の抱擁を交わした。

 首位に1打差の4位からスタートした岩崎亜久竜(24=フリー)が6バーディー、ノーボギーの66で回り、通算21アンダーで自己最高の2位に入った。

 首位に1打差の4位からツアー2勝目を目指した桂川有人(23=国際スポーツ振興協会)は通算19アンダーの3位だった。

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2022年9月25日のニュース