北の富士勝昭氏 不振の大関陣にタメ息連発「それを言っちゃあ、おしまいだ」「相変わらずだねえ」

[ 2022年9月25日 18:44 ]

北の富士勝昭氏
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 元横綱で相撲解説者の北の富士勝昭氏(80)が25日、東京・両国国技館で行われた大相撲秋場所千秋楽でNHKの中継の解説を務め、今場所不振だった上位陣に苦言を呈した。

 横綱・照ノ富士は両膝の故障などで途中休場。大関陣は貴景勝が10勝を挙げたが、正代と御嶽海はともに4勝11敗。御嶽海は11日目に負け越しが決まり、来場所の関脇転落が決定。新大関から在位4場所での陥落は、現行のカド番制度となった69年名古屋場所以降では4番目のワースト記録となった。正代は2日目から9連敗するなど振るわず、来場所は自身5度目のカド番となる。

 千秋楽の土俵では、東前頭3枚目の玉鷲が西前頭4枚目・高安との直接対決を制し、13勝2敗で優勝。平幕同士の対決で優勝が決まり、上位陣は“カヤの外”だった。北の富士氏は御嶽海について「こういう成績は予想できなかった」とし、故障の影響で稽古不足を感じさせることについて「みんな悪いところがあっても頑張ってる。それを言っちゃあ、おしまいだ」。平幕の若元春にあっさり敗れると「これはいけませんね」とため息をついた。

 そして結びの一番で正代が貴景勝に完敗すると、北の富士氏は「あー…ため息が出ちゃったね」と苦笑い。正代について「相変わらずだねえ、悪いね、相撲が。稽古が足りないと思いますよ」と指摘していた。

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