幕下4枚目・塚原が勝ち越して新十両へ望みつないだ 複雑な昇進争い 番付編成会議の結果に注目

[ 2022年9月25日 15:42 ]

大相撲秋場所千秋楽 ( 2022年9月25日    東京・両国国技館 )

 西幕下筆頭の塚原(22=春日野部屋)が十両・豪ノ山(24=武隈部屋)を破って勝ち越しを決めた。

 立ち合い左へ変わった豪ノ山に対して、もろ手突きから突っ張っておいて正面土俵ではたき込み。物言いがついたが軍配通り塚原の勝ち。「もう少し良い相撲取りたかったですけど、勝ちにこだわってしっかり勝てたのでよかった」と胸をなで下ろした。埼玉栄高の1学年先輩を破って勝ち越しを決め、新十両昇進へ望みをつないだ。

 十両から陥落しそうな成績の力士は、東12枚目で6勝9敗の豪ノ山と西13枚目で2勝13敗の栃丸。西5枚目で全休の朝乃若はコロナ後遺症による休場のため、コロナ感染で休場した場合の据え置き措置が適用されるか微妙なところ。幕下から上がりそうな成績の力士は、西筆頭で4勝3敗の狼雅、東4枚目で5勝2敗の對馬洋。3番手には西4枚目で4勝3敗の塚原か西5枚目で5勝2敗の湘南乃海。どちらが優先されるか、また朝乃若の扱いをどうするか、場所後の28日に行われる番付編成会議の結果を待つことになる。

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2022年9月25日のニュース