NZがオーストラリアに快勝で南半球4カ国対抗連覇 南アはアルゼンチンに手こずる

[ 2022年9月25日 02:35 ]

ラグビー 南半球4カ国対抗ザ・ラグビーチャンピオンシップ最終節 ( 2022年9月24日 )

<ニュージーランド・オーストラリア>トライを決めるニュージーランド・ジョーダン(AP)
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 2試合が行われ、ニュージーランド(NZ)が4勝2敗として勝ち点を19に伸ばし、2年連続8度目(3カ国対抗トライネーションズを含めると3年連続19度目)の優勝を決めた。南アフリカが4勝2敗の勝ち点18で2位。2勝4敗で勝ち点10のオーストラリアが3位、2勝4敗で勝ち点9のアルゼンチンが4位となった。

 NZは地元オークランドでオーストラリアに40―14(前半17―0)で快勝した。SOモウンガのPGで前半21分に3点を先制し、同23分に右展開で抜け出したWTBジョーダンが右中間へトライを決めて10―0。27分にはオーストラリアのモールコラプシングがペナルティートライとなり、17―0とした。

 NZは後半3分にもロックのホワイトロック主将(元パナソニック)がポスト下へ飛び込んで24―0。6分にPGで3点を追加すると、14分には左中間へモールを押し込み、フッカーのテイラーがトライを挙げて32―0と早々と試合を決めた。前半に2人がイエローカードを受けたオーストラリアは後半2トライを返したものの、2勝4敗で大会を終えた。NZはオーストラリア戦5連勝で対戦成績を121勝45敗8分けとした。

 南アはNZの勝利を受け、地元ダーバンでアルゼンチンと対戦した。NZを上回るにはボーナスポイントに加えて39点差以上の勝利が必要とあり、序盤はトライを狙いすぎてミスが続出。ただ、アルゼンチンも反則とイエローカードを連発し、南アは前半19分にスクラムトライで先制。29分にはモールから抜け出したフランカーのコリシ主将がトライ、38分にはSOステイン(元東芝)が約55メートルのロングPGを決めて17―0とした。

 だが、アルゼンチンは前半終了間際にSOベルトラノウが右中間へトライを返して17―7。後半7分にもフランカーのフアンマルティン・ゴンサレスが左タッチ際を快走してトライを決め、17―14と詰め寄った。南アは15分に相手のモールコラプシングでペナルティートライを加えたが、20分にロックのエツベス、25分にSHデクラーク(横浜)が立て続けにイエローカードを受け、2人多くなったアルゼンチンが28分にCTBモロニのトライで24―21。この時点では南アの逆転優勝は絶望的となった。南アは32分にペナルティートライ、終了間際に途中出場のFBアレンゼがトライを挙げて38―21(前半17―7)で勝ったものの、両チーム合計で反則39、イエロー6枚という後味の悪い試合だった。

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2022年9月25日のニュース