高安「玉鷲関が強かった。悔いはない」 また悲願の初優勝届かず…それでも「何度でも挑戦したい」

[ 2022年9月25日 19:02 ]

大相撲秋場所千秋楽 ( 2022年9月25日    両国国技館 )

<大相撲秋場所千秋楽>玉鷲(右)に押し出しで敗れる高安(撮影・久冨木 修)       
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 大相撲秋場所は25日、東京・両国国技館で千秋楽の取組が行われ、西前頭4枚目の高安(32=田子ノ浦)は東前頭3枚目・玉鷲(37=片男波)との直接対決に敗れ、悲願の初優勝を逃した。

 14日目を終えて玉鷲が12勝2敗で単独トップ、高安が1差で追う展開。高安は本割で勝てば優勝決定戦へと持ち込むことができたが、強烈な左のど輪からの押し出しに屈した。

 千秋楽まで優勝争いに名を連ねながら賜杯に届かなかったことは過去3度。今年3月の春場所では初日から10連勝をマークしながらも終盤に失速、若隆景との優勝決定戦に敗れて涙をのんだ。そして今場所もあと一歩届かなかった。

 取組後、敢闘賞受賞のインタビューに応えた高安は「持てる力を精いっぱい使って相撲を取りました」と振り返り、「全力で当たりましたんで。玉鷲関が強かったです。悔いはないです」とコメント。「優勝はできなかったけど距離感は縮まっていると思う。何度でも挑戦したい」と前を向いた。

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