【玉鷲と一問一答】「自分が喜んでいいんだな。前は奥さんが大きい仕事をしたので」初Vの日は次男誕生

[ 2022年9月25日 19:40 ]

大相撲秋場所千秋楽 ( 2022年9月25日    両国国技館 )

大相撲秋場所で2度目の優勝を果たし、パレードで万歳する玉鷲(左は輝)(代表撮影)
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 大相撲秋場所は25日、東京・両国国技館で千秋楽の取組が行われ、東前頭3枚目の玉鷲(37=片男波)が西前頭4枚目・高安(32=田子ノ浦)との直接対決を押し出しで制して13勝2敗とし、19年初場所以来21場所ぶり2度目の優勝を果たした。37歳10カ月での優勝は、12年夏場所の旭天鵬(37歳8カ月)を抜いて歴代1位の記録(年6場所制となった1958年以降)となった。

 玉鷲との一問一答は以下の通り。

 ――同じ一門の高安に良い相撲で勝って。

 「よかったです。そのとおりの相撲でした」

 ――磨いてきた押し相撲で優勝できてうれしい?

 「もちろんです。自分の相撲で、見ていただくお客さんが少しでも喜んでくれれば」

 ――2回目の賜杯の重みは?

 「良い重みですね」

 ――初優勝してから、もう一回優勝したいという気持ちはあった?

 「もちろん、ずっとありました。それがまさに今場所実現できて本当うれしいです」

 ――いつから優勝を意識した?

 「最後の3日間、4日間ですね」

 ――夜はしっかり眠れましたか?

 「難しいですね。でも休まなくちゃって」

 ――前回の優勝は朝に子どもが産まれた。今日はどんな日だった?

 「ようやく自分が喜んでいいんだなっていう優勝ですね。前は奥さんが自分より大きい仕事をしていたので」

 ――今回は涙なしの優勝でしたが。

 「たぶん帰ったらしっかり泣くと思う(笑い)」

 ――子供たちは優勝のことを分かっている?

 「上の子は分かっていると思う。懸賞金がない日は“えー負けたんですか”って(笑い)」

 ――優勝経験が生きたことは。

 「迷いなしで自分の相撲を取れました。前はどうしようどうしようって不安があったけど、今回は一日一日しっかり自分の相撲を」

 ――旭天鵬超えの最年長優勝。

 「本当ですか?よかったです。何歳かちょっと…しっかり見ないと分からなかったので」

 ――37歳でもどんどん強くなっている要因は?

 「皆さんの熱い応援のおかげだと思います」

 ――最年長優勝を成し遂げて、次は最年長大関目指す?

 「自分には似合わないです(笑い)。上の上なので」

 ――どこが強くなっていると思う?

 「自分のことをしっかり信じることですね」

 ――何歳までやれると思う?

 「自分の相撲がどこまでいけるかですね。“玉鷲の相撲おもしろくないな”と言われたら…(引退)ですね」

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