五十嵐カノアが貫禄のトップスコア「いいスタートを切れた」サーフィンワールドゲームズ

[ 2022年9月18日 12:43 ]

サーフィンワールドゲームズ第2日 ( 2022年9月17日    米カリフォルニア州ハンティントンビーチ )

五十嵐カノア
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 競技がスタートし、男子1回戦と2回戦の一部が行われた。日本代表「波乗りジャパン」は、東京五輪銀メダリストの五十嵐カノア(木下グループ)が1回戦5組で16・87点をマークし、1位で2回戦進出を決めた。1回戦33組に登場した初出場の上山キアヌ久里朱(くりす)も14・60点を出し、1位で2回戦に進出。1回戦1組で12・06点を出して1位通過した村上舜は、続く2回戦1組でスコアできず(0点)、敗者復活2回戦に回った。

 ヒートごとに波のコンディションが違うとはいえ、2本合計16・87点、1本ごとのスコアでも8・87点といずれも競技初日の全体トップを叩き出した五十嵐は、「ファーストヒートは(試合全体で)一番大切。自分とチームのリズムをちゃんとアップして(上げて)、舜とキアヌと自信を持っていいスタートを切れた」と振り返った。

 主戦場とするプロ最高峰のチャンピオンシップツアー(CT)では経験がない20分という短いヒートの開始直後の1本目で、いきなり8・00点のエクセレントスコア。残り7分を切った4本目には、グーフィー方向でオフザリップをした後、今度はレギュラー方向でエアを披露。地元ハンティントンビーチの波を誰よりも知る日本のエースは、圧倒的な力を見せ、「このまま同じリズムで、チームと一緒に勝ち残るように頑張りたい」と話した。

 今大会は24年パリ五輪の予選を兼ねており、男女とも国別団体1位に出場枠が追加され、最大3人の出場が可能となる。連日のようにミーティングを重ね、チーム優勝を目指す波乗りジャパン。同じ会場で行われた18年世界ジュニア選手権U18の部を制した上山も、「カノアさんが言っていた通り、先手必勝で1本目にいい波に乗れた。気持ちに余裕があったので、楽に試合運びをできた。2回戦も勝ち進んで、日本で1位を取りたい」と話した。

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2022年9月18日のニュース