全国高校ラグビー大阪府予選開幕 橋下徹氏三男が所属、北野は四條畷との進学校対決に敗れる

[ 2022年9月18日 13:29 ]

全国高校ラグビー大阪府予選で初戦敗退後、橋爪宏和監督(中央奥)を中心に円陣を組む北野高のメンバー
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 第102回全国高校ラグビー(12月27日開幕、東大阪市花園ラグビー場)の大阪府予選が18日、開幕した。第1地区の北野は初戦の2回戦で四條畷との進学校対決に12―24で敗れた。

 立ち上がりから攻めながら敵陣深くのラインアウトでミスが出るなど好機を逸するうちに先制された。前半の半ばにCTB小林晃大(3年)のトライで5―5の同点に。その後は自陣で防戦する時間が長く、2トライを奪われて5―17で前半終了。後半は互いに1トライずつ加えて終了のホイッスルが鳴った。元大阪府知事、橋下徹氏の三男・環(たまき)はSOで出場。司令塔として攻撃をけん引し守備でも体を張った。

 橋爪宏和監督は「相手のディフェンスがしつこかった。競る展開で粘りきれなかった」と振り返る。北野のベンチ入りメンバーは16人。3年生10人の中にはテニス部や卓球部などと、かけ持ちの選手もいる。「1、2年生は6人なので。学年を問わずに、あと4人を入れて10人制の大会には出場できるようにしたい」と選手集めが当面の課題となりそう。

 府内屈指の進学校で、同部の前年卒業生は京大へ3人、阪大へ2人が合格したという。フランカーの辻尾優翔主将(3年)は京大志望。中学まで空手に励み「当たることに恐怖心がなかった」こともあり北野で競技を始めた。高校最後の大会で勝利を挙げられなかったものの「来年が創部100周年なので、できれば単独チームで活動を続けてほしい」と後輩たちに託した。

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2022年9月18日のニュース