19歳の尾関彩美悠 ツアー初優勝に笑顔「本当に嬉しい」 2週連続10代V!吉田優利との激闘を制す

[ 2022年9月18日 16:36 ]

女子ゴルフツアー 住友生命レディース東海クラシック最終日 ( 2022年9月18日    愛知県 新南愛知CC美浜C=6502ヤード、パー72 )

<住友生命東海C・最終日>初優勝で笑顔でカップを掲げる尾関彩美悠(撮影・井垣 忠夫)
Photo By スポニチ

 2位と1打差の首位から出た新人・尾関彩美悠(あみゆ、19=フリー)が70で回り、通算13アンダーで初優勝を手にした。

 初日は6バーディー、1ボギーで67をマークし、首位に2打差の3位タイと好スタート。2日目は1イーグル、4バーディー、ボギーなしの66と順調にスコアを伸ばし首位に立った。

 最終日の競技は台風14号の影響による激しい降雨のため午前9時にいったん、中断され、2時間5分後の午前11時5分に再開。尾関は前半のアウトを1バーディー、1ボギーの36で折り返した。

 後半のインは10、11番と連続ボギー。失速したかと思われたが12、15、16番のバーディーで見事カムバックし首位をとらえた。優勝争いは18番までもつれ込むも、最後は1メートルのスライスラインをねじ込み、バーディー。力強く拳をにぎった。

 試合後に尾関は「風も雨も強い中で3日間まわることが出来て本当に良かった。好スコアで回れたことは自信になりました」とコメント。昨年は、同大会にアマチュアとして出場し、ベストアマを獲得していたが、「同じ表彰式に出させてもらったんですけど、今年はプロとして優勝でここに表彰式に立たせてもらうことは本当に嬉しいです」と話した。

 続けて「ずっと優勝したいと思っていたので、こうして皆様の前で優勝することが出来て本当に嬉しいです」と笑顔。「これからももっともっと強くなって優勝したいので、これからも温かい応援よろしくお願いします」とした。

 今季トップ10入りは12度を数える実力者・吉田優利(22=エプソン)との激闘を制してツアー初優勝。終盤戦に向けて、ルーキー19歳のさらなる飛躍に期待が高まる。

 ◇尾関 彩美悠(おぜき・あみゆ)2003年(平15)6月16日生まれ、岡山県出身の18歳。6歳からゴルフを始める。作陽高3年時に日本女子アマで優勝。21年プロテストでトップ合格。得意クラブは1Wとパター。平均飛距離は230~240ヤード。憧れの選手は申ジエ。コーチは父・美成(よしなり)さんで、姉・沙綺(さあや)さんもティーチングの資格を持つ。趣味は寝ること。1メートル58、50キロ。

続きを表示

この記事のフォト

2022年9月18日のニュース