京産大がV最右翼 怪物1年生ポルテレが起爆剤 関西大学ラグビー18日開幕

[ 2022年9月18日 09:00 ]

会見後に撮影に応じる(左から)摂南大・アホフォノ、立命大・中川、天理大・照井、京産大・福西、近大・中村、同大・梁本、関大・池原、関学大・坂原
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 ムロオ関西大学ラグビーAリーグは18日に東大阪市の花園ラグビー場で開幕する。連覇を狙う京産大は関学大と激突。熱戦が幕を開ける。

 春季トーナメントで優勝を分け合った京産大と天理大の力が抜けている。

 連覇を狙う京産大は、昨季の主力が多く残るのが強みだ。長期離脱で出遅れているフランカーの三木皓正(3年=京都成章)、WTB船曳涼太(3年=神戸科学技術)らが戦列復帰すれば、攻撃の厚みはさらに増すだろう。伝統のスクラムに加え、FW第3列は推進力があり、一気に畳みかける爆発力も秘める。

 注目を集めそうなのが目黒学院出身の怪物1年生、シオネ・ポルテレだ。高校時代はNo・8やプロップなどでも活躍。春の天理大戦はWTBで出場した。1メートル84、110キロの体格ながら、50メートル走は5秒9。爆発的なスピードと突破力を誇る万能タイプで、広瀬佳司監督は「ポテンシャルが高く、どこで使おうか、最適な位置を探している」と頭を悩ませている。

 天理大はパトリック・ヴァカタ(2年=日本航空石川)らFW第3列の突破力が得点源の一つだ。春の京産大戦は密集で互角以上に渡り合った。6月は慶大を36―19で撃破するなど力は十分にある。開幕の関大戦で勢いをつけたい。

 今季の大学選手権出場枠は3つ。昨季2位の近大、立命大が2強を追う構図だ。宮本啓希新監督が就任した同大はアタックに磨きをかけてきた。昨年度の全国高校ラグビー大会を沸かせた一人、SO大島泰真(1年=京都成章)は攻撃センスにあふれる司令塔で、いきなり開幕スタメンに名を連ねた。新指揮官の手腕にも注目したい。

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2022年9月18日のニュース