瀬戸 成年男子200個人メドレー 余裕の好タイムV とちぎ国体

[ 2022年9月18日 05:15 ]

国体成年男子200メートル個人メドレー決勝 優勝した瀬戸の平泳ぎ
Photo By 共同

 第77回国民体育大会「いちご一会とちぎ国体」は17日、日環アリーナ栃木で競泳が始まり成年男子200メートル個人メドレー決勝で瀬戸大也(28=TEAM DAIYA)が1分56秒27で優勝した。銅メダルを獲得した6月の世界選手権で出した1分56秒22には及ばなかったが、長水路シーズン最後の大会で手応えをつかんだ。成年男子100メートルバタフライ決勝では地元栃木の水沼尚輝(25=新潟医療福祉大職)が51秒62で初優勝を果たした。

 自己記録と同じ1分55秒台を狙った決勝。50メートルを2番手で通過後は独り旅となった瀬戸は自分自身との闘いに挑んだが、第3泳法の平泳ぎで「予選から気になるところがあり、ちょっと消極的になった」と伸ばせず。それでも世界選手権の決勝タイムに0秒05と迫る好時計に「また少し力がついた感じはある。全然余力があった」と手応えをにじませた。

 今年4月から16年リオ五輪女子200メートル平泳ぎで金藤理絵を金メダルに導いた加藤健志コーチに師事。「教えてくれるものは、全て自分に足りないもの。尊敬している」と絶大な信頼を寄せる。短水路と泳ぎ込みのシーズンが明ければ、早くもパリ五輪前年。以前よりもたくましくなった上半身に「また強い自分になれる兆しが見えている」と話した。

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2022年9月18日のニュース