南アが敵地でアルゼンチン撃破 マークス2トライで最終節の逆転Vに望みつなぐ

[ 2022年9月18日 08:42 ]

ラグビー 南半球4カ国対抗ザ・ラグビーチャンピオンシップ第5節 ( 2022年9月17日    アルゼンチン・ブエノスアイレス )

アルゼンチンを撃破しタッチを交わす南アフリカフィフティーン(AP)
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 世界ランキング3位の南アフリカが同6位アルゼンチンを敵地で36―20(前半22―6)と下し、3勝2敗として勝ち点14でニュージーランド(NZ)と並んだ。アルゼンチンは2勝3敗の勝ち点9。順位は得失点差で首位NZ、2位が南アフリカ、3位が勝ち点10のオーストラリア、4位がアルゼンチンで、最終節を残して数字上では4チーム全てに優勝の可能性がある混戦となった。24日の最終節はNZが地元オークランドでオーストラリアと、南アが地元ダーバンでアルゼンチンと対戦する。

 FW戦で優位に立つ南アは3―3で迎えた前半21分、ペナルティートライで10―3と勝ち越し。ゴール前ラインアウトからの攻撃をオフサイドで阻止したアルゼンチンSOカレラスがイエローカードとなった。数的優位となった南アは24分にアルゼンチンWTBボフェリのPGで3点を返されたものの、いずれもラインアウトから28分にSHヘンドリクセ、32分にはフッカーのマークス(東京ベイ)がトライをマーク。前半終了間際には再び1人多い状況でロックのデヤハー(埼玉)がノックオンでトライチャンスを逃し、22―6で折り返した。

 後半はアルゼンチンがオフロードパス主体に果敢に攻め、南アが20分にFBルルー(トヨタ)、26分にはNo・8スミス(静岡)がイエローカード。アルゼンチンは25分のペナルティートライ、28分には途中出場のCTBモロニのトライで22―20と詰め寄った。しかし、南アは35分にCTBデアレンディ(埼玉)、39分にはマークスが再びトライを決めてボーナスポイント付きの勝利を収め、3年ぶりの優勝に望みをつないだ。アルゼンチン戦は5連勝で、通算29勝3敗1分け。

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2022年9月18日のニュース