【世界陸上】銅メダル獲得の北口榛花 パティシエの父も感激「何か好きなもの、ケーキでも作ってあげたい」

[ 2022年7月23日 13:00 ]

北口の父・幸平さん(2021年07月14日撮影)
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 陸上世界選手権女子やり投げで銅メダルを獲得した北口榛花(24)の北海道旭川市の実家では、父・幸平さん(56)がテレビ観戦して快挙を見届けた。会心のスマイル、そしてうれし涙に変わった愛娘の姿に「本人は目標は入賞だと取材で答えていた。その延長線上で、たまたま先に行くことができた。本人もびっくりしたんじゃないかなと思います」と話した。

 幸平さんはアートホテル旭川で製菓料理長を務めるパティシエ。「へーゼルナッツをお菓子の材料として大切にしてきた」といい、愛娘が誕生した時、先に決めた「はるか」の読みに合う字にヘーゼルナッツを指す「榛」を見つけて「榛花」と名付けた。66メートル00の日本記録を樹立した19年の帰省時は、へーゼルナッツを使ったシューで「66」の飾りを付けたケーキで祝った。

 昨年の東京五輪ではホテル内店舗で販売する応援スイーツ、「北口家の昔ながらのカスタードプリン」と「榛(はしばみ)のエクレア」の2種類を手掛けた。北口は日本勢57年ぶりの決勝進出を果たしたものの、予選の投てきで左脇腹を痛め、その後は試合から離れた。年末年始に帰省してきた時は「ケガをしてしまったのが一番悔しい。(22年は)自分の満足のいく投げができるように練習する」と話していたという。

 オレゴンで輝いた愛娘に「思ったより早くメダルを獲った。自分の目標に向かって、自分の立てた道筋を進んでいけるように普段から練習してほしい」とエール。次の帰省を思い浮かべて「何か好きなもの、ケーキでも作ってあげたいなと思います」と話した。

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