畑岡奈紗 会心7バーディー、メジャーを「意識しなくなった」修正しながら猛チャージ

[ 2022年7月23日 02:30 ]

米女子ゴルフツアー エビアン選手権第2日 ( 2022年7月22日    フランス エビアン・リゾートGC=6527ヤード、パー71 )

第2ラウンド10番、ティーショットを放つ畑岡(撮影・西尾 大助)
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 27位から出た畑岡奈紗(23=アビームコンサルティング)が7バーディー、1ダブルボギーの66とチャージを見せ、通算7アンダーとした。序盤からショットとパットがかみ合い、スコアを伸ばした。単独首位で出た古江彩佳(22=富士通)は1つスコアを落とすも通算7アンダーと好位置をキープ。渋野日向子(23=サントリー)は77と崩れた。

 チャージを予感させるには十分のロングパットが決まった。出だしの1番で6メートル、2番では11メートルを沈めた。畑岡は「最初に6メートルが決まり流れに乗ることができた。ショットとパットがかみ合った」。3番ではわずか3ヤードのショートサイドを攻め、ピン横2メートルにつけて怒濤(どとう)の3連続バーディー。リーダーボードを駆け上がった。

 キーポイントを確認しながらのラウンド。パットでは「テイクバックを真っすぐ引くことを意識した」と話す。インパクトでハンドファーストがほどけ、フェース面が変わることがあったという。13番でダブルボギーを叩いたが、16番パー3でこの日、7つ目のバーディーを奪う。傾斜のきついグリーンを次々と攻略してみせた。

 悲願のメジャー制覇が懸かる。だが以前とは向き合い方も変わった。「準備は同じ。メジャーを意識しなくなりました」。5位だった先月の全米女子プロ選手権後、3週間のオフは日本で過ごした。友人とディズニーシーに出かけ、寿司も満喫した。一方で新たに取り組むスイングについてはフラットに上げてしまい、あおるようなインパクトにならないよう修正に努めてきた。

 試合の中でもキーポイントと修正を意識しながら「66」をマークしたのはさすが。「(上位と)差がつくと追いかけるのは難しい。66はまずまずじゃないかなと思う。後半はティーショットもブレ始めたのでその辺は修正したい」。常に前を見据え、1打を削ることに全力を注ぐ。畑岡が好位置でムービングサタデーを迎える。

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2022年7月23日のニュース