【世界陸上】女子やり投げ・北口榛花 涙の銅メダル!「ドキドキしながら見守っていた」 日本女子初の快挙

[ 2022年7月23日 11:30 ]

陸上・世界選手権第8日 ( 2022年7月22日    米オレゴン州ユージン・ヘイワードフィールド )

銅メダルを獲得し、日の丸を背に、歓喜の涙を流す北口榛花(AP)
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 女子やり投げの決勝が行われ、日本記録保持者の北口榛花(24=JAL)が63メートル27をマークし、銅メダルを獲得した。メダル獲得は、五輪も含め、投てき種目では日本女子初の快挙。涙で顔をくしゃくしゃにしながら「他の選手も強い選手ばかりと分かっていたので、すごくドキドキしながら見守っていたんですけど、一番は輝いてないメダルですけど、メダル取れてうれしいです」と言葉を絞り出した。

 21日の予選では、1投目で64メートル32を記録。無条件で決勝進出となる62メートル50を一発で超え、全体トップ、そして今季の自己ベストをマークした。前回大会で6センチの差で予選落ちした悔しさを晴らすとともに、6月に日本人で初めてダイヤモンドリーグを制した実力を存分に発揮。予選から好調を維持し、歴史の扉を開いた。

 今大会の目標は日本人として11年大邱大会の海老原有希(8位)以来となる入賞。予選後は「自分は自分のことに集中して頑張りたい」と完全燃焼することを誓っていた。当初の目標を大きく上回り、言葉通りに最高の結果を出してみせた。

 ◇北口 榛花(きたぐち・はるか)1998年(平10)3月16日生まれ、北海道旭川市出身の24歳。3歳で水泳を始め、旭川東高で陸上やり投げに転向。3年時に日本陸連の東京五輪候補育成制度「ダイヤモンドアスリート」に認定される。日大4年時に2度の日本新記録を出し、20年にJAL入社。東京五輪は12位。1メートル79。86キロ。

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