菅野が新十両昇進確実「一歩近づいている」 元関脇・魁聖は幕下陥落危機…“入れ替え戦”で明暗

[ 2022年7月23日 19:46 ]

大相撲名古屋場所14日目 ( 2022年7月23日    愛知・ドルフィンズアリーナ )

 幕下の菅野(23=春日野部屋)が十両・魁聖(35=大島部屋)を送り出しで破り、幕下と十両の“入れ替え戦”の意味合いが強い一戦を制した。西幕下2枚目で5勝2敗。新十両昇進へ大きく前進した。

 立ち合い左に変わって魁聖を泳がせてそのまま送り出し。「つかまったら不利な体勢になるので、左(上手)を取ろうと思ったら体が動きました」。変化気味に上手を求める得意の立ち合いで大一番をものにした。「一歩近づいているかなと感じます」。新十両がほぼ確実となり、実感がこもった。

 敗れた元関脇の魁聖は東十両11枚目で10敗目。新十両から12年間守ってきた関取の座を維持するのが厳しい成績となった。

 ◇菅野 陽太(かんの・ようた)1999年(平11)1月11日生まれ、埼玉県入間市出身の23歳。小4から入間少年相撲クラブで相撲を始め、黒須中3年時に全国都道府県中学生大会8強。和歌山・箕島高2年時に全国高校選抜大会優勝。3年時に全国高校金沢大会優勝。世界ジュニア選手権無差別級準優勝。中大2年時に全国学生選手権優勝。3年時に東日本学生体重別大会無差別級優勝。4年時に全国学生選手権8強。21年春場所、春日野部屋に入門。三段目付け出しでデビュー。1メートル82、154キロ。

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2022年7月23日のニュース