絵理香 単独首位!大会レコード63 西村のパッティング動画参考に好リズム

[ 2022年7月23日 05:00 ]

女子ゴルフツアー 大東建託いい部屋ネット・レディース第2日 ( 2022年7月22日    北海道 滝のCC=6560ヤード、パー72 )

9番、第2打を放ち笑顔でグリーンへ向かう菊地(撮影・会津 智海)
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 首位に1打差の3位から出た地元北海道出身の菊地絵理香(34=フリー)が自己ベストに並ぶ63の快スコアをマークし、通算14アンダーで単独首位に躍り出た。63は昨年、渡辺彩香が記録した64を更新する大会レコード。2位の三ケ島かな(26=ランテック)とは3打差。昨年6月のアース・モンダミン・カップに続くツアー5勝目が見えてきた。

 今月12日に34歳の誕生日を迎えた菊地が大会記録を塗り替える自身3度目の63。小祝、稲見ら20代前半の若手を抑えて首位を快走している。

 「ラインの読みもスムーズでしたし、こんなにパッティングが入ったのは久しぶり」

 128ヤードの第3打を9Iでカップに放り込んだ14番パー5で大会初日の12番パー4に続くイーグルを奪った。そして今の菊地が最も手応えを感じているのはグリーン上だ。3番パー3では10メートル、5番パー4では6メートルのバーディーパットを沈めるなど今季も平均パット数50位(1・8356)と課題のパッティングが好調だった。

 エビアン選手権で好発進を決めた西村優菜(21)のパッティング動画を参考にし「西村さんのリズムや始動の感じを自分なりにかみ砕いて取り入れてます。今は(体が)スムーズに動いてますし、それプラス、今週は入ってくれてるので」と手応えを得ている。「30代でもうまくなりたいと思ってやっていけば優勝に近づくことはできる」。一回り以上も違う若手からもいいところは吸収。そんな貪欲さが、成長を続ける菊地のゴルフを支えている。

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2022年7月23日のニュース