トンガが香港に6トライ快勝で23年W杯出場決定 海底火山噴火と津波被害の母国に朗報

[ 2022年7月23日 18:36 ]

 ラグビーの23年W杯フランス大会予選は23日、オーストラリアのサンシャインコーストでアジア太平洋地区プレーオフが行われ、トンガ(オセアニア)が6トライを挙げて香港(アジア)に44―22(前半20―8)で快勝し、8大会連続9度目のW杯出場を決めた。本大会では19年日本大会優勝の南アフリカ、現在世界ランキング1位のアイルランド、スコットランド、ルーマニアと1次リーグB組に入る。敗れた香港は米国(米大陸)、ポルトガル(欧州)、ケニア(アフリカ)と出場1枠を懸けた世界最終予選(11月予定)に回る。

 トンガは前半29分にフッカーのシウア・マイレがイエローカードを受けたものの、同15分と25分にSHソナタネ・タクルア主将がトライを挙げるなど20―8とリードしてハーフタイムを迎えた。後半は2分にタクルア主将がこの日3トライ目をマークすると、その後3トライを追加した。1月に発生した海底火山の噴火と津波で大きな被害を受けた母国に朗報を届けた。

 W杯予選を兼ねたアジア選手権決勝で韓国を23―21で下し、プレーオフに進出した香港は前半18分にトライ、同30分にはPGを返して食い下がったものの、後半は苦戦を強いられた。試合終盤の後半37分と40分に2トライを挙げたものの、及ばなかった。

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2022年7月23日のニュース