白井健三さん 内村航平との“引退祝いの抱っこ”ショット公開「改めて引退おめでとうございます」

[ 2022年1月14日 22:43 ]

21年6月、全日本体操種目別選手権の表彰式後に記念撮影する内村航平(左)と白井健三
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 体操男子で16年リオデジャネイロ五輪団体総合金メダルを獲得し、昨年6月に現役を引退した白井健三さん(25=日体大教)が14日、自身のSNSを更新。この日引退会見を行った、個人総合で12年ロンドン、16年リオデジャネイロと五輪連覇した“キング”内村航平(33=ジョイカル)への思いをつづった。

 白井さんは“引退祝いの抱っこ”という内村を抱っこした画像などをインスタグラムにアップし、「航平さん、改めて引退おめでとうございます」とねぎらいの言葉。内村の決断については「昨年の世界選手権の少し後」に本人から聞いていたそうで、「不思議なことに寂しさはなく、これからまた同じ立場として何ができるのかなという楽しみな感情が僕を包みました」と当時の感情を振り返った。

 「小学生で出会い、真剣な話5割、ふざけた話5割くらいでしょうか。8個の年の差を感じさせないくらい自然に笑顔になれる時間ばかりでした」とともに過ごした時間を思い起こし、「数えきれない程のことを教えてくださった航平さんから僕が1番教わったことは『結果を残す選手』=『偉い人間』ではない。ということです。少なくとも僕は航平さんが結果を口実になにかを強引に押し通したりしようとしたところは一度も見たことがありません。普段の航平さんを見て僕もこういう人間になりたいと心から思い行動するようになりました」と尊敬の念を告白。

 内村は会見で今後について「体操にかかわるすべてのことにチャレンジしていきたい」と語り、自身の経験を後輩に伝え、普及活動に力を注ぐことに意欲を示した。白井さんも「引退したという寂しさよりこれから一緒にできる事はなんだろうと考える楽しさが上回ります」とこれからの活動が楽しみな様子。

 そして「内村航平さんの体操人生という本があったとします。そこに僕の名前が1ページでも、1行でも登場してくれているのならそんな嬉しいことはありません」とつづった白井さん。「これからも、むしろこれからの方がお世話になります」と今後も2人で体操界に貢献していくことを誓った。

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