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内村航平 体操人生のこだわり「着地。止めるのは当たり前だと思ってやってきた」

[ 2022年1月14日 11:17 ]

引退会見に臨んだ内村航平
Photo By スポニチ

 体操男子の個人総合で12年ロンドン、16年リオデジャネイロと五輪連覇するなど、キングとして君臨した内村航平(33=ジョイカル)が14日、都内で引退会見を行った。

 体操人生で1番こだわってきたことについて、「着地です」とし、「ここまでさんざん個人総合で優勝してきた場面でも、全種目ですね、そこはこだわって。世界チャンピオンとして、五輪チャンピオンとして着地を止めるのは当たり前だと思ってやってきた」と言い切った。

 競技人生最後の演技となった昨年10月の世界選手権、種目別鉄棒の決勝でも微動だにしない着地を披露。「世界選手権の最後も、どういう演技でも着地は絶対に止めてやろうという気持ちでやれた。最後の意地をみせられた。もちろん美しく見せるとか、同じ技でも違う動きを見せるというのもあるんですけど、やっぱり着地を止めている印象をみなさんもお持ちだと思うし、そこを追い求めてやってきたのでそこかな」と語った。

 内村は09~16年に世界選手権&五輪の世界大会で、前人未到の個人総合8連覇を達成。16年12月のプロ転向後は度重なる故障に苦しんだが、20年2月に個人総合に別れを告げ、種目別の鉄棒に専念することを決断した。

 厳しい国内選考を突破して、昨夏の東京五輪に出場。落下があって予選落ちを喫したが、約3カ月後の生まれ故郷・北九州での世界選手権で「会心の一撃」と自賛する完璧な着地を見せた。順位は6位でも、観衆を魅了した。

 世界大会で積み上げたメダルは、伝統の体操ニッポンで史上最多の計28個。キングが、黄金のキャリアに終止符を打った。

 ◇内村 航平(うちむら・こうへい)1989年(昭64)1月3日、福岡県北九州市生まれの33歳。長崎県諫早市で3歳の時に体操を始め、五輪初出場の08年北京大会で団体総合、個人総合で銀メダル。09~16年に個人総合で2度の五輪制覇を含む世界大会8連覇を達成し、16年12月に日本体操界初のプロに転向した。五輪4大会連続出場は体操ニッポン史上2人目。1メートル62、52キロ。 

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