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大西翔太〝即効〟ラウンド術① ドライバーの飛距離アップ

[ 2022年1月14日 12:00 ]

大西翔太〝即効〟ラウンド術① ドライバーの飛距離アップ
Photo By スポニチ

 今回から若手ツアープロコーチの大西翔太氏とプロテスト合格を目指す荒川侑奈さんとのコラボレッスンをお届けします。大西コーチには、アベレージゴルファーがレベルアップするためのコツを教えてもらうと同時に、上級者がワンランク上を目指すための秘訣も紹介してもらいます。読者の皆さんのスキルアップのためにお役立て下さい。第1回は1Wの飛距離アップがテーマです。

 大西 荒川さんは十分飛ぶと思いますが、1Wの飛距離をさらに伸ばしたい? 

 荒川 平均飛距離は250ヤードなんですが、できればもう少し飛んでくれればと。

 大西 スイングプレーンに沿ってクラブを振っていますし、非常にきれいなスイングだと思います。今よりも強い球を打ちたいなら、腹筋とお尻の筋肉を意識してみてはどうでしょうか。

 荒川 腹筋とお尻の筋肉ですか?

 大西 実はPGAツアーでも最近話題になっていて、その2つに力が入った状態でスイングすると、上半身が起き上がらず、前傾姿勢をキープできるんですよ。スイング中に上半身が起き上がるとインパクトでクラブフェースが開いたり、ボールの初速が落ちるのでパワーロスにつながります。それがなくなる分、飛距離も伸びるわけです。

 荒川 打つ前に腹筋とお尻に力を入れる方法はあるんですか?

 大西 ありますよ。まずお尻の筋肉ですが、クラブを横にして両端を持ったら、頭の真上に持ち上げます。両足を軽く開いたら、そのまま腰を落としてスクワットを行います。5回ぐらい行うと、お尻が刺激されるので、勝手に力が入ります。注意点は腰を下ろした時に、両膝を前に出しすぎないこと。両膝が前に出過ぎるとお尻に刺激が入りません。足の付け根から曲げてスクワットをすると、お尻が後ろに突き出る形になり、お尻に刺激が入ります。

 荒川 腹筋はどうしたらいいですか?

 大西 自分の拳でお腹を叩いてみましょう。さらにクラブを横にして両端を持ったら、胸の前にセットします。右足を上げたら上半身を右に捻り、左足を上げたら上半身を左に捻ります。これを数回繰り返しましょう。腹筋は上半身と下半身のジョイント部分であり、ここにテンションを与えることで上下のバランスが取れるようになります。試しにお尻と腹筋を意識して1球打ってみましょうか。

 荒川 打球が強くなった感じがします。下半身の安定感が増したというか、前傾角度をキープしたまま振れる感じです。

 大西 お尻と腹筋に力が入ると、腕の力が抜けるので、プレッシャーがかかっても力強いスイングができますからね。

 荒川 アベレージゴルファーにも有効ですか?

 大西 正直、朝イチのショットが変わりますよ(笑)。できれば、アベレージゴルファーにはもう一つ気をつけてほしいところがあります。それはアドレスでの背骨です。ゴルフスイングは背骨を中心に回転運動を行うので、背骨が反ったり、丸まっていると、回転速度が遅くなり、スイングスピードが上がりません。背骨を真っ直ぐにしたほうが効率よく体を回転できます。

 荒川 背骨を真っ直ぐするにはどうしたらいいんですか?

 大西 足のつけ根から上半身を前傾することです。力を抜いた状態で直立したら、クラブを足のつけ根に当てて、そのまま押してみると、足のつけ根から前傾する感覚が分かります。このとき背骨は自然と真っ直ぐになるので、ぜひアドレスする際に取り入れてみましょう。

 (取材協力・船橋カントリークラブ)


 ◆大西 翔太(おおにし・しょうた)1992年(平4)6月20日生まれ、千葉県出身の29歳。12歳でゴルフを始め茨城・水城高ゴルフ部で石井貢監督に師事。卒業後に日本プロゴルフ協会ティーチングプロA級資格を取得。女子プロの青木瀬令奈と契約を結び昨年のサントリー・レディースでは復活優勝に導く。昨年から渋沢莉絵留も指導。妹の葵も女子プロ。

 ◆荒川 侑奈(あらかわ・ゆな)1995年(平7)10月28日生まれ、千葉県出身の26歳。9歳でゴルフを始め関東中学選手権、千葉県ジュニアで優勝。聖徳大付女子高卒。1Wの平均飛距離は250ヤード。

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