東京パラリンピック閉会式 日本、金13・銀15・銅23 51個のメダル積み上げ13日間の熱戦に幕

[ 2021年9月5日 20:00 ]

<東京パラリンピック閉会式>会場にできた東京の街に選手が入場した(撮影・光山 貴大)
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 東京パラリンピックは5日、東京・国立競技場で閉会式が行われ、熱戦が続いた13日間の全日程を終え閉幕する。新型コロナウイルスの影響で史上初の1年延期となった大会は東京が緊急事態宣言下にある中で始まり、感染対策のため大部分の会場は無観客で開催。異例の状況の中で行われた大会は22競技、539種目を終え、無観客の国立競技場で大会の幕を下ろす。

 閉会式のコンセプトは「Harmonious Cacophony(ハーモニアス カコフォニー」(調和する不協和音)。パラリンピックから影響を受けた「違いが輝く」世界。五輪・パラリンピックを通じて得た「多様性と調和」のあり方を“すべての違いが輝く街”として表現する。

 今大会には162の国・地域と難民選手団を合わせ、史上最大規模の約4400選手が参加。日本選手団は金13、銀15、銅23の合計51個のメダルを積み上げた。

 コロナ対策として五輪に続き外部と接触を遮断するバブル方式を採用。関係者の検査や一部対策を強化するなどした。一方で、児童や生徒を対象にした「学校連携観戦プログラム」では、生徒を引率した千葉市立中の教諭の感染が判明。千葉県と千葉市は8月30日、その後の観戦を中止すると発表した。教諭の感染を公表した29日時点では継続する方針だったが、感染対策の負担や保護者からの不安の声を受け方針を一転させた。

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