パラ閉会式 ネットで絶賛の声 著名人の出演機会少なくても「みんなが主役」「泣けた」

[ 2021年9月5日 22:25 ]

<パラリンピック閉会式>色鮮やかな“東京の街”(撮影・坂田 高浩)
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 東京パラリンピックは5日、13日間の全日程を終え、東京・国立競技場で閉会式が行われた。新型コロナウイルスの影響で史上初の1年延期となった大会は東京が緊急事態宣言下にある中で始まり、感染対策のため大部分の会場は無観客で開催。異例の状況の中で行われた大会は22競技、539種目を終え、無観客の国立競技場で大会の幕を下ろした。

 閉会式のコンセプトは「Harmonious Cacophony(ハーモニアス カコフォニー」(調和する不協和音)。パラリンピックから影響を受けた「違いが輝く」世界。五輪・パラリンピックを通じて得た「多様性と調和」のあり方を“すべての違いが輝く街”として表現した。

 ショーディレクターを務めたのは小橋賢児氏(42)。音楽とプロジェクションを連動させたオープニングパフォーマンスで引き込み、選手団旗入場の場面ではフィールドに現れた東京の街を選手とともに完成させていく演出が見られた。

 大会公式マスコットキャラクターの「ソメイティ」も中継でのカウントダウン映像に登場、本番でもフィールドでダンスパフォーマンスを披露。また、女優やドラマーとして活躍するシシド・カフカ(36)はフィールド上の音楽パフォーマンスに参加。パーカッション隊のコンダクターを務め、言語の壁を超えた「ハンド・サイン」と呼ばれる指示でパーカッション隊を指揮。セレモニーを盛り上げた。

 東京五輪の開閉会式やパラリンピック開会式と比べ、著名人の出演機会は少なかったが、ネット上では「素晴らしい閉会式だった」「ミライトワ&ソメイティおめでとう!よかったね」「みんなが主役って感じの素敵な式でしたね」「WHAT A WONDERFUL WORLD歌っている人に鳥肌たった…」「泣けたよ」と絶賛する声が広がった。

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