上地結衣 大谷桃子と笑顔の銅メダル 車いすテニス女子ダブルス日本勢初

[ 2021年9月5日 05:30 ]

東京パラリンピック第12日 車いすテニス女子ダブルス3位決定戦   〇上地結衣、大谷桃子 6-2、7-6 王紫瑩、朱珍珍● ( 2021年9月4日    有明テニスの森公園 )

表彰式で銅メダルを手に記念撮影をする上地(左)と大谷(撮影・坂田 高浩)
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 女子ダブルスは上地結衣(27=三井住友銀行)大谷桃子(26=かんぽ生命)組が中国ペアを破り銅メダル。上地はシングルスの銀に続く今大会2個目のメダルとなった。

 金メダルを逃したシングルス決勝から15時間半余り。悔し涙を流していた上地に笑顔が戻った。4位だった前回リオ大会時のパートナーで、今回はテレビ解説を務めた二條実穂さんにコート上から手を振って“報告”。「放送席からメダルを獲る瞬間を見ていただけたので、うれしかった」。5年前の雪辱と2個目のメダルで今大会を締めくくった。

 中国ペアに狙われながらも上地にチャンスボールが来るまで辛抱強くつないだ大谷は「パラは過酷と聞いてたけど、戦える実力や体力が足りないと痛感した。(24年大会の)パリへ向けて改善していく必要がある」。初のメダル獲得で、意欲はさらに高まった。

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2021年9月5日のニュース