車いすテニス女子シングルス銀メダルの上地、国枝の金奪回は「悔しい。いつか背中を超えたい」

[ 2021年9月5日 11:35 ]

上地結衣(撮影・坂田 高浩)
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 東京パラリンピックの車いすテニスで女子シングルス銀、ダブルス銅メダルを獲得した上地結衣(27=三井住友銀行)が5日、都内のホテルで、ダブルスでパートナーを組んだ大谷桃子(26=かんぽ生命)、男子シングルス金メダルの国枝慎吾(37=ユニクロ)と会見した。

 前回リオデジャネイロ五輪後から金メダルを目指して取り組んできただけに、「本当に悔しい結果。今持っている力は出し切って戦い終えることはできたと思うが、応援してくださった方々に金メダルをお見せしたかった」と強調した。パラリンピックに初出場した2012年ロンドン大会で国枝の金メダルを見て「自分もあそこに行きたい」と決意し、銅メダルを獲得したリオでは「少しは近づけたかな」と感じていただけに、国枝の金メダル奪回を「率直に言って悔しかった。また離されてしまった、追いつける距離ではなかったんだと思った」と告白。気迫にあふれた決勝の戦いぶりに「もっと自分も頑張りたいと改めて思った。背中を見続けられる環境は感謝しかない。いつかその背中を超えたいと思う」と決意表明した。

 国枝らと6日に渡米し、ニューヨークで全米オープンに出場する。今後については「全米を終えてから時間を取ってゆっくり考えたいが、まだ自分の成長する姿を見せたいと思うし、可能性に自分も期待している」とコメント。2024年パリ大会については「パリへ向けて競技を続けたい気持ちはもちろんある。1つずつ大会を戦って、手応えを感じながら進んでいきたい。先が分からないというより、パリに出るつもりで準備をしっかりやっていきたい」と語った。

 また、初出場でダブルス銅メダルの大谷は「パリではもっといい色のメダルを獲得できるように頑張っていきたい。これまで国枝選手や上地選手が車いすテニス界を引っ張ってくれたので、これからは3人で引っ張れるような存在になりたい」と成長を誓った。練習拠点を置く佐賀県から県民栄誉賞を授与されることは内定し、「本当に光栄。今も練習では市営コートを使わせていただいている。地元の方の支えがなければ練習もままならない状況だったので、今回1つ恩返しできたのかなと思います」と感謝を口にした。

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