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金で一皮むけた後藤希友 「勝手にスイッチ入った」で10奪三振の完封劇 球速も110キロまで上昇

[ 2021年9月5日 05:30 ]

第54回日本女子ソフトボールリーグ後半開幕節   トヨタ自動車6-0豊田自動織機 ( 2021年9月4日    神奈川県大和市・大和スタジアム )

<日本女子ソフトボールリーグ トヨタ自動車・豊田自動織機>完封勝利を挙げたトヨタ自動車・後藤(中)は笑顔でハイタッチする(撮影・西海健太郎)
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 「第54回日本女子ソフトボールリーグ」(日本ソフトボール協会、日本女子ソフトボール機構主催)の後半開幕節第1日の3試合が4日、神奈川県大和市の大和スタジアムで行われた。東京五輪で日本代表の金メダルに貢献したトヨタ自動車・後藤希友投手(みう、20)が3安打2四死球、10奪三振で完封。7勝4敗の2位で並んでいた豊田自動織機との“トヨタ・ダービー”の勝利に導いた。

 金メダルをつかんで、後藤の「先発する前は不安になってそわそわする」という気弱な一面が影を潜めた。初回。先頭から連続安打を浴びて無死一、二塁のピンチを招いたが、慌てなかった。

 「勝手にスイッチが入ったのが分かった。五輪でもランナーを背負って登板することが多かった。ここは見せどころじゃないかと思って、切り替えられた」

 発奮は球速に表れた。100キロ台中盤だった直球が110キロに上がった。まっすぐでコーナーを突き、3、4番を空振り三振。5番のバットはチェンジアップで空を切らせた。

 得点圏に走者を背負った3、4回も後続を抑えた。2本塁打の援護をもらって、雨で足場が悪い中で3安打完封。大活躍した東京五輪後の初の公式戦で力を示し「世界の舞台を経験し、あれ以上の緊張を感じない。この試合も緊迫した場面があったが、落ち着いていた」と頼もしかった。

 成長は精神面だけではない。奪三振は10。6試合10回2/3を22Kと“無双”だった東京五輪をほうふつとさせる内容に、「10三振のうちの何個かは、絶対に取れると思うところがあった。すごくいい感覚」と技術面の“五輪効果”も口にした。

 日の丸を背負った戦いの後、名古屋市の河村市長による“メダルかみつき騒動”に巻き込まれたものの、SNSのフォロワーが増え、町でも応援の声をかけられるなど、達成したことの大きさを実感した。28年ロサンゼルス大会での五輪復帰を願い、国内リーグを盛り上げる。 (倉世古 洋平)

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