パラ車いすバスケ男子 日本、惜しくも銀メダル 大健闘も米国に敗れる

[ 2021年9月5日 13:54 ]

東京パラリンピック最終日 車いすバスケットボール男子決勝 ( 2021年9月5日    有明アリーナ )

<パラリンピック 車いすバスケ 日本・米国>第2クオーター、米国選手にシュートを放たれる秋田(左)ら日本代表チーム(撮影・木村 揚輔)
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 既に初のメダルを確定させていた男子日本代表は米国に60―64で敗れ、銀メダルだった。ディフェンスが終始機能して第1Qに一時16―8とリード。前回王者・米国のシュート精度が上がり第2Qに勝ち越されたが、第3Qには46―45と再び逆転。第4Qにひっくり返されて頂点には届かなかったものの、パラリンピックの花形競技で史上最高成績を収めた。3位決定戦は準決勝で日本に敗れた英国がスペインに68―58で勝ち、銅メダルを獲得した。

 「当たるなら米国、決勝だ」。京谷和幸ヘッドコーチ(HC)の予告どおり、日本は大会最終日に、過去一度も勝ったことがない世界最強チームにチャレンジした。英国を破った準決勝の試合直後、コート上で京谷HCが「現時点の日本がどれぐらいできるのか、全力でぶつかっていこう」と選手に語りかけたとおり、スピードのある米国相手に激しいディフェンスから速攻に転じる「トランジション・バスケ」で、真っ向勝負を挑んだ。

 1次リーグではスペインに敗れたものの、4勝1敗で2位通過。過去金メダル3度のカナダや前回4位のトルコ相手に第4Qで鮮やかな逆転勝ちを収めた。準々決勝でオーストラリアを下し、準決勝では18年世界選手権覇者の英国にも逆転勝ちした。9位に沈んだ前回リオ大会後、スピードで海外勢に対抗するスタイルに転換。昨年就任した元Jリーガーの京谷HCは選手に「1・5倍の運動量」を求め、オールコートでプレスをかけて主導権を握るディフェンスが確立された。

 37歳の藤本怜央や33歳の香西宏昭らベテラン勢の充実に加えて、今大会は若手の躍進が大きな収穫だった。17歳で初出場した前回大会から心身ともに成長した22歳の鳥海(ちょうかい)連志が攻守ともにキーマンの若きエースに成長。25歳のシューター古沢拓也や、海外勢との1対1でも負けない20歳の赤石竜我も存在感を発揮した。ベンチメンバーの得点力は出場チーム中でも屈指。史上最強のジャパンがメダル獲得で車いすバスケットボール界の未来を切り開いた。

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