デーデー・ブルーノ200mも2位!自己新連発20秒63

[ 2021年6月27日 18:15 ]

陸上・日本選手権最終日 ( 2021年6月27日    大阪・ヤンマースタジアム長居 )

<陸上日本選手権>男子200メートル決勝で2位に入ったデーデー・ブルーノ(右)。中央は初優勝を飾った小池祐貴。左は飯塚翔太(撮影・北條 貴史)
Photo By スポニチ

 男子短距離の新星、デーデー・ブルーノ(東海大)が、男子200メートル決勝で自己ベストの20秒63(追い風1・0メートル)で2位に入った。

 25日の100メートル決勝は10秒19の自己ベストで2位。26日の200メートル予選で20秒76の自己ベストをマークすると、この日の決勝でさらに0秒13更新した。

 ナイジェリア人の父と日本人の母を持つ21歳。陸上を本格的に始めたのは長野・創造学園高(現松本国際高)2年の時だ。1年後には全国高校総体の男子100メートルで5位に入った。東海大で指導する高野進監督は、200メートルについて「昨年からぼちぼちやり始めた」と言う。今春は大学の低酸素室でトレーニング、300メートル走も練習に取り入れ、5月の関東学生選手権で初めて21秒を切った。

 今大会の100メートルでは多田修平(住友電工)には及ばなかったが、9秒台スプリンター4人に先着。200メートルでも16年リオデジャネイロ五輪男子400メートルリレー銀メダルの飯塚翔太(ミズノ)を破った。

 五輪参加標準記録突破はならず、個人種目での五輪出場は不可能だが、リレーメンバーで選出の可能性も。リレーでの選出がなかった場合でも、24年パリ五輪に向けて視界が大きく開けてきた。

続きを表示

2021年6月27日のニュース