橋岡優輝、男子走り幅跳び優勝で五輪出場決定 歴代2位の自己新記録も「不甲斐ない試合」

[ 2021年6月27日 18:26 ]

日本選手権兼東京五輪代表選考会最終日 ( 2021年6月27日    大阪市・ヤンマースタジアム長居 )

橋岡優輝
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 男子走り幅跳び決勝は優勝候補の橋岡優輝(富士通)が日本歴代2位となる8メートル36を最終6回目にマークし、2年ぶり4度目の優勝で東京五輪代表を決めた。2位の津波響樹(大塚製薬)、3位の城山正太郎(ゼンリン)も五輪出場が決まった。

 橋岡が冷や汗をかいた。開始直後に2回連続でファウルを冒し、いきなり崖っぷちに立たされた。後がなくなった3回目の試技では頬を2度叩いて気合を注入。そこから8メートル超えの大ジャンプ3回重ね、五輪切符をかっさらった。泥臭い勝利に「一安心してます。自分としては不甲斐ない試合をしてしまった」と苦笑いした。

 橋岡は陸上日本選手権優勝経験者の父・利行さん、母・直美さんを両親に持ち、叔父はシドニー五輪の走り幅跳び代表の渡辺大輔さん、いとこは現役プロサッカー選手でU―24(24歳以下)代表に選出された橋岡大樹(シントトロイデン)という「サラブレッド」の家系としても注目を集めている。

 五輪では日本選手権では更新できなかった日本記録(8メートル40)も狙う。「五輪では最低8メートル50というところと目標はメダル獲得したいと思います」と意気込んでいた。

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2021年6月27日のニュース