古江彩佳 五輪代表ならず 11位フィニッシュに涙「きょうのゴルフが自分で悔しいなって」

[ 2021年6月27日 14:11 ]

古江彩佳
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 日本女子プロゴルフツアー史上最高賞金額を争うアース・モンダミンカップ(賞金総額3億円、優勝賞金5400万円)は27日、千葉県袖ケ浦市のカメリアヒルズCC(6639ヤード、パー72)で最終の第4ラウンドを行った。

 首位に9打差の8位からスタートした東京五輪代表争い3番手の古江彩佳(21=富士通)は2バーディー、1ボギーの71と思うようにスコアを伸ばせず、通算8アンダーの11位に終わった。優勝が絶対条件だった東京五輪出場はならなかった。

 ホールアウト後はしばらく涙が止まらなかった。

 「オリンピックは関係ないです。きょうのゴルフが自分で悔しいなって思って。珍しく涙が出ました」

 序盤から2メートル前後のパットがことごとくカップに嫌われ、ゲームの流れをつかめなかった。こらえ切れずに7番パー4(331ヤード)で左ラフからの第2打をグリーン手前に外してボギー。東京五輪出場ははるかかなたに遠のいた。

 「何をしてるんだろう。一体、何をすればいいんだろう」

 後半の11番パー4(413ヤード)ではふと涙があふれそうになったが、それを必死に堪えながらプレーを続けた。

 「オリンピックはゴルフをやっていく上で自分の目指すところかなとは思います。出られるかどうか、それは運だと思うので今は目の前の試合で頑張るだけかなと思います。オリンピックのことを考えすぎて自分のプレーができなかったので、まずは自分のプレーができること。また、落ち着いて、笑顔で、楽しいラウンドができたらいいなと思います」

 心身ともにリセットして7月1日開幕の資生堂レディース(神奈川・戸塚CC)から3年後の2024年パリ五輪を目指す。

 <最新世界ランキング>
 ▼11位・畑岡奈紗5・26▼25位・稲見萌寧3・48▼28位・古江彩佳3・23▼31位・渋野日向子3・07

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